【航空大手】国内線、アジア近距離路線に強み。国際線を拡大。
20日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発し、前週末に比べ50円ほど高い2万6000円台前半で推移している。急ピッチで株安が続いてきたことから自律反発狙いの買いが先行している。欧米の中央銀行による金融引き締めが世界景気を冷やすとの見方から上値は限定的。日経平均は下げる場面もある。
日経平均は前週に1800円超下げていたため、短期的な戻りを期待した自律反発狙いの買いが入っている。日米の金融政策の方向性の違いを背景に、外国為替市場で円相場が1ドル=135円台前半の円安・ドル高水準にあることで、製造業を中心に輸出採算の改善を見込んだ買いを誘っている。トヨタやホンダが高い。
もっとも相場の上値は重い。世界景気の先行きに対する警戒が根強い。需要減を意識した米原油先物相場の下落を受け、原油や石油関連株が大きく下げている。
東証株価指数(TOPIX)は小動き。
リクルートや協和キリン、ANAHDが上昇。一方、INPEXや出光興産、三菱重が下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕