【海運大手3社の一角】自動車運搬船のほか、資源を輸送するばら積み船に強い。
20日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は安く始まった後、上昇に転じた。前日に比べ210円ほど高い2万7600円台後半で推移している。日経平均は前日に800円近く下落したことから主力銘柄の一角に自律反発狙いの買いが優勢となっている。半面、米長期金利上昇への警戒感から前日の米株式相場が下落した流れは重荷となっている。
前日に12%超安で終えたソニーGは買いが先行し、一時は5%超高まで上昇した。トヨタは小幅安で寄り付いた後、上昇に転じている。
19日の米債券市場では長期金利の指標となる10年物国債利回りが一時1.90%と約2年ぶりの水準まで上昇した。同日の米株式市場では主要指数が下落。主要半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数は3%超の下落となった。東京市場でも東エレクなど半導体関連株には売りが先行している。
取引開始前に財務省が発表した2021年12月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5824億円の赤字だった。赤字は5カ月連続。株式市場での反応は限定的だった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反発している。
オリンパスが高い。コナミHD、三越伊勢丹も買われている。一方、商船三井、川崎汽が安い。INPEXも売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕