【ネットサービス大手】ソフトバンクの連結子会社。ヤフー、LINEを傘下に置く。
30日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落して始まり、前日に比べ220円ほど安い2万8600円台後半で推移している。下げ幅は一時300円を超えた。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大に対する警戒感が重荷になっているようだ。
オミクロン型の感染が広がっていることもあって、新型コロナの新規感染者数は世界で再加速している。国内では比較的抑えられているとはいえ、29日に報告された新型コロナの新規感染者数は約2カ月半ぶりに500人を上回った。
オミクロン型については重症化リスクが低いとの見方が優勢だ。そのため一時期に比べれば過度な警戒感は後退しているが、市場では「海外でオミクロン型が初めて報告された際に岸田文雄首相は水際対策を一気に強めた経緯があり、国内で感染がさらに広がれば緊急事態宣言をためらわずに発出し、経済に影響が出る可能性も一部で意識されているのではないか」(ソニーフィナンシャルグループの渡辺浩志シニアエコノミスト)との声も聞かれる。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落している。
ANAHDやJR東日本などが売られている。日産自や三菱自も安い。半面、塩野義は堅調に推移。ZHDが高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕