日本の中央銀行。上場しているが、株式の取引量は少ない
2日午前の東京外国為替市場で、円相場が上げ幅を縮めている。10時時点は1ドル=135円47~49銭と前日17時時点に比べ1円05銭の円高・ドル安だった。10時前の中値決済に向けて「ドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内輸入企業によるドル資金の調達が活発だとの見方から円売り・ドル買いが出て135円59銭近辺まで伸び悩む場面があった。
日銀の田村直樹審議委員は2日報じられた朝日新聞やブルームバーグ通信とのインタビューで、日銀の大規模な金融緩和策を巡って「しかるべきタイミングで金融政策の枠組みや物価目標の在り方を含めて点検・検証を行うことが適当」との考えを示した。「インフレを踏まえれば驚きはない」(国内銀行)といい、外為市場で材料視した動きは限られている
円は対ユーロで下げ幅を拡大した。10時時点は1ユーロ=142円36~40銭と前日17時時点に比べ34銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで上げ幅を縮め、10時時点は1ユーロ=1.0508~10ドルと前日17時時点に比べ0.0106ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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