日本の中央銀行。上場しているが、株式の取引量は少ない
31日午前の東京外国為替市場で円相場が下げ渋った。10時時点は1ドル=130円24~26銭と前日17時時点と比べて65銭の円安・ドル高だった。月末を控えた持ち高調整の円買い・ドル売りなどが入っている。
10時前の中値決済に向けては「ややドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声があった。国内輸入企業などによる円売り・ドル買い観測が出たようだが、30日のニューヨークの取引時間帯につけた安値(130円56銭近辺)は上回っている。
鈴木俊一財務相は31日の閣議後の記者会見で政府・日銀の共同声明の見直しについて「新しい日銀総裁が決まっていない現時点で言及するのは時期尚早」と述べたと伝わった。外為市場での反応は現時点で限られている。
円は対ユーロでも下げ幅を縮小している。10時時点では1ユーロ=141円36~39銭と同57銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでは小動きで10時時点は1ユーロ=1.0853~54ドルと同0.0010ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料!