日本政策金融公庫(日本公庫)は宮崎県内で地元金融機関と協調し、新型コロナウイルス対策の一環として、資本性劣後ローンを相次ぎ実行した。同ローンは借入金だが財務上自己資本とみなされ、財務の健全性が高まる。コロナで打撃を受けた事業者の財務基盤強化を支援する。
宮崎銀行と延岡信用金庫と協調し、飲食店運営の国技館(延岡市)に4000万円、高鍋信用金庫と協調して建築会社の浜砂住建(宮崎市)に1000万円を融資した。
国技館は1962年創業で、地元産食材を使った料理で地元客や観光客の利用が多い。浜砂住建は木造住宅を建築し、情報管理システムを活用した顧客対応で事業を拡大しているという。