【ユニクロ展開】05年11月から持ち株会社体制。海外アパレルも展開。
ファーストリテイリングが2日発表したカジュアル衣料品店「ユニクロ」の11月の国内既存店(直営店、EC含む)の売上高は、前年同月比で0.5%増えた。6カ月連続のプラスとなったが10月(16.2%増)より増加幅は縮小した。9年ぶりに復活した「プラスジェイ(+J)」などの新商品は好調だったが、11月中旬からの販促期間に気温が高い日が続き、秋冬物が苦戦し若干の増収にとどまった。
11月の既存店客数は前年同月比4.2%減で5月以来6カ月ぶりにマイナスとなった。一方で客単価は4.9%増えて10カ月連続の前年超えだった。
11月は+Jを求めて店頭に行列ができるなどユニクロの話題性は大きかった。「ウルトラストレッチジーンズ」などの新商品も好調だった。ただ+Jは取扱店舗が限られる。高気温による秋冬商品の全体的な不振の方が響いた形だ。