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損保スタートアップの米レモネード、生保参入の理由は

スタートアップGlobe
コラム(テクノロジー)
2020/12/4 2:00
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CBINSIGHTS
7月に上場した損害保険スタートアップの米レモネードが生命保険へ参入することを明らかにした。レモネードはソフトバンクグループなどが出資しており、人工知能(AI)と損害保険を組み合わせ保険加入の手続きなどを簡素化したことで知られる。CBインサイツが狙いを分析した。

日本経済新聞社は、スタートアップ企業やそれに投資するベンチャーキャピタルなどの動向を調査・分析する米CBインサイツ(ニューヨーク)と業務提携しています。同社の発行するスタートアップ企業やテクノロジーに関するリポートを日本語に翻訳し、日経電子版に週2回掲載しています。

大災害が起きると生命保険への需要が高まる。新型コロナウイルスの感染拡大は、特に若者の間で生命保険に加入する大きなきっかけになっていることが示されている。

保険とIT(情報技術)を融合した「インシュアテック」大手の米レモネードは11月に実施した7~9月期の決算発表で、この変化に乗じるために90日以内に定期生命保険の提供を始める計画を明らかにした。同社はミレニアル世代(20~30歳代)を顧客基盤として、現在は住宅所有者と賃貸者向けの保険などを手掛けている。

米生保会社審査情報センター(MIB)のデータによると、ロックダウン(都市封鎖)以降数カ月間の米国の0~44歳の生命保険申込件数は前年同月比で大きく増えた。

コロナ禍でミレニアル世代が生命保険に関心
(2018年10月~20年10月の米国の生命保険申込件数の増減率、前年同月比)

コロナ禍でミレニアル世代が生命保険に関心
(2018年10月~20年10月の米国の生命保険申込件数の増減率、前年同月比)

■知っておくべきこと

レモネードの今回の動きは「顧客の保険に対するニーズの変化と共に成長する」という同社の目標に合致している。損害保険という「カテゴリーの壁」を打ち破って生命保険に参入することで、賃貸者を「卒業」して住宅所有者になり、生命保険に加入する若い顧客を保持しようとしている。

レモネードは、この生命保険を自社で引き受けない予定だ。生命保険は同社の主力商品である賃貸者向け保険とはリスク特性が大きく違い、責任がかなり長期に及ぶからだ。現時点では明らかにしていない再保険の引き受け手を活用することで、リスクの影響を最小限に抑え、既存のテクノロジーと顧客基盤、ブランド力を生かして手数料収入を稼ぐ。

デジタル生命保険には追い風が吹いている。コロナの影響でデジタル商品・サービス全般に対する需要が高まっており、デジタル生命保険会社、特に健康診断が不要ですぐに加入できる商品を手掛ける企業は好位置につけている。例えば、米デジタル生命保険ベストウ(Bestow)の売上高は1年前に比べて800%以上増えている。

■次の展開

競争が激しくなると、生命保険にイノベーション(革新)を求める圧力はさらに高まるだろう。自動引受査定エンジンなどの新興テクノロジーや、米国の「EHR(電子的な健康医療の記録)」といった新たなデータソースにより、生命保険会社はもっと個人に応じた透明性の高い商品をオンラインで即座に提供できるようになる。競争力を維持するにはデジタル化が不可欠になるだろう。

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