メニューを閉じる
2021年1月25日(月)
8473 : 証券
東証1部
JPX日経400採用

【ベンチャーキャピタル大手】企業再生も。証券事業も収益の柱。

現在値(15:00):
2,680
前日比:
-17(-0.63%)

じもとHD最終赤字30億円 21年3月期、SBIが出資

地域金融
新型コロナ
山形
宮城
東北
金融機関
2020/11/20 18:47
保存
共有
印刷
その他

じもとホールディングス(HD)は20日、SBIホールディングスと資本業務提携すると正式発表した。有価証券の評価損で2021年3月期は30億円の最終赤字になる見通し。新型コロナウイルスの影響もあり、SBIから35億円の出資を受け入れ財務体質を改善するとともに、最新の金融ノウハウを取り入れる。

じもとホールディングスの鈴木隆会長(左)とSBIホールディングスの川島克哉副社長(20日、仙台市)

じもとホールディングスの鈴木隆会長(左)とSBIホールディングスの川島克哉副社長(20日、仙台市)

両社は同日午後、山形市と仙台市でそれぞれ記者会見した。きらやか銀行本店で同行頭取を兼務するじもとHDの粟野学社長は「提携で収益力は抜群に高まる」と説明。仙台銀行本店でSBIの川島克哉副社長は「すでに2行は統合している。我々のノウハウで質的な変化がおきることを期待する」と述べた。

じもとHDが21年3月末までに実施する第三者割当増資をSBI地銀ホールディングスが35億円で引き受ける。SBIグループは過去のファンドの持ち株を含め議決権ベースで18.19%を持つ筆頭株主になる。手数料を差し引いた額からきらやか銀に30億円、仙台銀に4億3000万円を出資。財務基盤を強化して地元企業に融資する。

12年、きらやか銀と仙台銀の統合で発足したじもとHDは中小企業向け貸し出しに注力していたが、マイナス金利下で利ざやは縮小。さらに有価証券評価損が20年3月期末は51億円に上り、損失処理を迫られていた。

直前に1週間延期し、同日発表した20年4~9月期決算で、きらやか銀の通期の最終損益は42億円の赤字を予想する。9月末で43億円に達する有価証券評価損を全額処理するためだ。仙台銀は14億円の黒字を確保するが、じもとHDでは30億円の最終赤字(前年同期は17億円の黒字)になる。

自己資本比率は前期末で8.07%に低下。きらやか銀は8.01%まで低下したが、出資を受け今期末も8%台を維持する。人材面ではSBIが社外取締役1人、アドバイザー2人を派遣する。

今期は株価が想定に反して上昇し、含み損が拡大したという。粟野社長は「SBIは我々にはないノウハウがある」と指摘する。すでにSBIに委託して含み益に転換した仙台銀に続き、きらやか銀も有価証券の運用を委ねる。

SBIマネープラザの共同店舗に加え、証券業務などで提携を拡大。最新の金融ノウハウを取り込み、取引先への資本性ローンの提供や、次世代システムの導入などで収益向上につなげる。鈴木隆会長は「高度な金融テクノロジーの進化に対応するためには、外部との連携が必要だと考えていた」という。

SBIの川島副社長は「コロナ禍の影響は一息ついているが、与信リスクは2~3年後に顕在化する。その間に新しいテクノロジーで本業支援など各行の業務をサポートしたい」と述べた。

福島銀行も19年11月にSBIと資本業務提携を発表しており、SBIが目指す地銀連合構想の東北での2例目となる。

SBI傘下でV字回復を目指すというじもとホールディングスの粟野学社長(きらやか銀行頭取)

SBI傘下でV字回復を目指すというじもとホールディングスの粟野学社長(きらやか銀行頭取)

粟野社長「V字回復へ損失処理」

じもとHDの粟野学社長との主なやり取りは以下の通り。

――傘下入りは有価証券の損失がきっかけですか。

「(提携は)以前から考えていた。損失は少しずつ計上する方法もあるが、一気に処理してV字回復しようと考えた。そのために時期が早まり出資金額が増えた面はあるだろう。本業利益は前期に黒字転換し今期はさらに拡大する。SBIのノウハウで有価証券が一定程度運用できれば、収益構造はがらりと変わる」

――国・日銀の支援策は影響しましたか。さらなる統合は。

「支援はありがたいが、それで経営者が統合を考えるものだろうか。我々はすでに2つの銀行が経営統合し、SBIと組むことにした。まずはじもとHDをしっかりとしたものに作り上げる」

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ日経会社情報デジタルトップ

ニュース(最新)  ※ニュースには当該企業と関連のない記事が含まれている場合があります。

405件中 1 - 25件

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6...
  • 次へ
【ご注意】
・株価および株価指標データはQUICK提供です。
・各項目の定義についてはこちらからご覧ください。

便利ツール

銘柄フォルダ

保有している株式、投資信託、現預金を5フォルダに分けて登録しておくことで、効率よく資産管理ができます。

スマートチャートプラス

個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧できます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実。

日経平均採用銘柄一覧

日経平均株価、JPX日経インデックス400などの指数に採用されている銘柄の株価を業種ごとに一覧で確認できます。

スケジュール

上場企業の決算発表日程や株主総会の日程を事前に確認することができます。

株主優待検索

企業名や証券コード以外にも優待の種類やキーワードで検索できます。よく見られている優待情報も確認できます。

銘柄比較ツール

気になる銘柄を並べて株価の推移や株価指標(予想PER、PBR、予想配当利回りなど)を一覧で比較できます。

  • QUICK Money World