【航空大手】10年1月に破綻後、市場にスピード復帰。路線別採算管理を徹底。
日本航空(JAL)は17日、羽田―ホノルル線の臨時便など、12月~2021年1月の複数の国際線で増便すると発表した。年末年始の観光需要や就業、帰国需要の増加に対応する。12月の国際線全体の運航率は前年同月比で約8割減と低迷しているが、一部路線では緩やかに回復し始めている。
内訳は12月から21年1月の羽田―ホノルル線で臨時便を8便追加し、期間中計28便運航する。「ビジネスクラスを中心に想定以上の予約が入っている」として、増便を決めた。成田―ホノルルも新たに臨時便を14便運航する。ホノルル経由で北米に行く貨物需要が旺盛で、旅客数に関係なく1便当たりの黒字化が可能だと判断した。
このほか、12月のハノイ―成田を週5便から週7便に増便する。日本での就業目的でベトナム人の需要が高まっている。米ダラス―中部も12月に臨時便2便を予定している。現地から日本への一時帰国の需要に対応する。