ファーストリテイリング傘下のユニクロは12日、9年ぶりに復活する人気コレクション「プラスジェイ（＋J）」の報道陣向け内覧会を東京都内で開いた。13日からユニクロ店舗とオンラインストアで発売する。話題性の高い商品を再び取り扱い、集客やブランド強化に役立てる。

画像の拡大

ユニクロが13日に発売する「＋J」の売り場（12日、東京・銀座のUNIQLO TOKYO）

「＋J」は世界的デザイナーのジル・サンダー氏とユニクロが組み2009年から展開した。上質な素材を用いたデザイン性のあるスタイルが反響を呼び、それまでのユニクロのイメージを変えるきっかけになったとされる。11年に終売していた。

今回、女性向けは32商品を展開し「カシミヤブレンドチェスターコート」は税別2万2900円。男性向けは25商品で「ハイブリッドダウンオーバーサイズジャケット」は同1万7900円。「＋J」の全商品を扱うのはオンラインストアと大型店舗48店に限る。

12日の内覧会でファーストリテイリングの勝田幸宏グループ執行役員は「考えぬいた一品一品に商品数を絞り込んだ」と強調。「当社は世界で多くの経験を積んできた。もう一度、未来に向けて進みたい」と語った。