【外食中堅】焼き肉店が主力だが新業態開発に意欲的。
「焼肉きんぐ」を運営する物語コーポレーションが10日発表した2020年7~9月期の連結決算は、純利益が前年同期比99%増の12億円だった。7~9月期としては過去最高を更新した。新型コロナウイルス禍で出張を抑制し、販売管理費を減らした。前年同期に比べ割引キャンペーンを控えたことで利益を底上げした。
売上高は5%増の166億円だった。12店を新規出店し、3%減だった既存店売上高を補った。
21年6月期通期の純利益は従来予想(前期比5.1倍の23億円)を据え置いた。純利益の水準は7~9月期で既に7~12月期の業績予想(前年同期比11%増の11億円)を超えている。担当者は「コロナの第3波の到来が報じられるなか、先行きが不透明なため」とした。