【液晶用基板大手】電子部品用や耐熱ガラスも製造。
ホンダeに採用されたカバーガラスの横幅は約1メートル
日本電気硝子は2日、同社のディスプレー用カバーガラスがホンダの電気自動車「ホンダe」に採用されたと発表した。運転席付近の大型液晶タッチパネルに使われる。
採用されたのはハンマーでたたいても割れないように化学的に耐久性を高めた「ダイノレックス」。車以外にもスマートフォンやタブレット端末などに使われている。ホンダe向けガラスは縦約14センチで横幅は約1メートルに及ぶ。表面には薄い膜を作って光の反射や指紋の汚れを抑える処理をほどこした。
日本電気硝子のディスプレイ用ガラスを採用したホンダの電気自動車「ホンダe」
車載ディスプレーのカバーには樹脂が使われることが多いが、「ガラスは質感や解像度で勝る」(日本電気硝子)といい、ダイノレックスは採用先を増やしている。1月にはトヨタのアルファードやヴェルファイアの新型車にも採用された。