【工具・工場用品通販】ネット販売主力。低価格と品ぞろえに強み。
工具販売大手のMonotaROが27日発表した2020年1~9月期の連結決算は、純利益が前年同期比31%増の101億円だった。同期として最高益になった。大口顧客からの注文単価は下がったが、個人客からの注文が増えた。マスクや消毒液など衛生関連商品の販売も収益を押し上げた。
売上高は19%増の1148億円、営業利益は27%増の143億円だった。個人客からの引き合いが増え、販売サイトの登録件数は19年末と比べて26%増の519万件になった。主力の工具類に加え、パソコン周辺機器やテーブルなど在宅勤務向けの商品の販売が好調だった。テレビCMを減らしたことや物流の効率化を進めたことも増益に寄与した。