メニューを閉じる
2020年11月26日(木)
8473 : 証券
東証1部
JPX日経400採用

【ベンチャーキャピタル大手】企業再生も。証券事業も収益の柱。

現在値(11:22):
2,885
前日比:
±0(±0.00%)

レオスの「ひふみ」、高い運用効率の秘訣は?
話題の投信

2020/10/22 12:00
保存
共有
印刷
その他

ひふみプラス」や「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスは、国内運用会社の中でも運用効率の高さが際立っている。金融庁が実施した運用パフォーマンスに関する調査では、運用会社別のシャープレシオ(全ファンドベース、運用歴5年以上)のランキングで2年連続の1位を獲得した。

つみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)対象ファンドの中でも、主に国内株式で運用するタイプでは「ひふみ」の2本が利益額で1位と2位だった(2020年8月末時点、QUICK資産運用研究所調べ)。快挙が続く背景について藤野英人社長に聞いた。

■「守りながら増やす」、狙い通りの成果

――運用効率を上げるために工夫している点を教えてください。

レオス・キャピタルワークスの藤野英人社長

レオス・キャピタルワークスの藤野英人社長

「3つのポイントがあります。アセットアロケーション(資産配分)と、何に投資するか、そして組み入れ銘柄の数です。このうち資産配分が最も重要で、マーケットの動向を予測しながら国内株式と海外株式、現金の比率を変えています。ファンドの規模が大きいほど、個別の銘柄選択以上に資産配分の的確さがパフォーマンスに影響します。市場環境や経済状況に合わせてダイナミックに資産配分を調整し、価格変動リスクを抑えながらより高いリターンを目指しています」

「資産配分を決めてファンド全体の設計図を描いたら、次は中身です。どの銘柄を組み入れるか、企業調査や業界分析などで投資先の『品質』を見極め、より良い企業に投資します。マザーファンドに組み入れているのは200銘柄以上。ある程度の数を保有することにより分散効果が期待できます。もともと『守りながら増やす』運用効率のいいファンドを目指してきました。狙い通りの成果が出せていると思います」

■コロナ禍で現金化、底入れ後にリターン伸ばす

――コロナショックで特別に対応したことは。

「2月中旬の段階から現金比率を大幅に上げました。それまで平均2~3%程度だった現金比率を一気に30%まで引き上げ、金額にして約2000億円を現金にしました。きっかけは東京都内に勤務する会社員が新型コロナに感染したというニュースです。その後に国内での感染が広がり、予想通りに株安が進みました。早めの換金で損失を抑えることができ、さらにその現金を使って割安になった株を買えたため、マーケットが回復した後にリターンが大きく伸びました」

――投資スタイルや価値観は変化しましたか?

「運用方針やスタイルそのものは変わりませんが、人々の生き方や働き方、将来に対する見方はコロナ禍でだいぶ変化しました。以前から言われてきたリモートワークやワークライフバランス、持続可能な開発目標(SDGs)などの推進に向け世の中の流れが一気に加速したと思います」

――注目している投資テーマは。

「民間企業でデジタルトランスフォーメーション(DX)が急速に進みました。9月に発足した菅義偉政権は『デジタル庁』の創設を掲げています。『国策に売りなし』という相場格言があるように、DXは今後の大きなテーマになるでしょう。その中核を担うのは、NEC富士通など古くからエレクトロニクス分野に携わってきた国内企業です。通信機器を取り扱う企業や通信設備工事を請け負う企業にも注目しています」

■ひふみから資金流出、「とても残念」

――「ひふみプラス」や「ひふみ投信」から資金流出が続いています。

「とても残念なことだと思っています。好成績を収めているにもかかわらず、資金が流出している理由は2つ考えられます。1つは個人投資家が日本の未来を信じられず、含み益が出た段階で売ってしまうこと。もう1つは販売会社が顧客に対し、含み益を抱えるファンドの売却を後押ししているケースがあります」

「長く持ち続けてもらうには、投資家に『売りたくない』と思ってもらえるようにすることです。投資家も販売会社もいまだに『もうかったら売る』という昔ながらの枠組みから抜け出せていません。それを打ち崩すには、もっとこちらから積極的にコミュニケーションをとり、持ち続けることの意味を理解してもらわなければと思っています」

――SBIホールディングス傘下入りで変わったことは。

「現時点ではデメリットは全くありません。SBI側からは好きなように思う存分やってくれと言われています。いずれはSBIが掲げる地銀連合構想の中で、当社のファンドを拡販していきたいと考えています」

――今後の展開は。

「長期の積み立て投資に活用しやすいファンドにしていきたいので、つみたてNISAや個人型確定拠出年金(イデコ)の営業には力を入れています。これからも投資家に良いパフォーマンスを届けられる運用体制を整えつつ、個人的にはウォーレン・バフェットのように90歳を過ぎても投資家であり続けたいので、できるかぎり長く運用に携わっていくつもりです」

(QUICK資産運用研究所 望月瑞希)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ日経会社情報デジタルトップ

ニュース(最新)  ※ニュースには当該企業と関連のない記事が含まれている場合があります。

355件中 1 - 25件

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6...
  • 次へ
【ご注意】
・株価および株価指標データはQUICK提供です。
・各項目の定義についてはこちらからご覧ください。

便利ツール

銘柄フォルダ

保有している株式、投資信託、現預金を5フォルダに分けて登録しておくことで、効率よく資産管理ができます。

スマートチャートプラス

個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧できます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実。

日経平均採用銘柄一覧

日経平均株価、JPX日経インデックス400などの指数に採用されている銘柄の株価を業種ごとに一覧で確認できます。

スケジュール

上場企業の決算発表日程や株主総会の日程を事前に確認することができます。

株主優待検索

企業名や証券コード以外にも優待の種類やキーワードで検索できます。よく見られている優待情報も確認できます。

銘柄比較ツール

気になる銘柄を並べて株価の推移や株価指標(予想PER、PBR、予想配当利回りなど)を一覧で比較できます。

  • QUICK Money World