ノエビアホールディングスの完全子会社で化粧品を製造販売するノエビアは肌のしわを改善する医薬部外品の美容液「ノエビア　薬用リンクルセラム」を12月5日に発売する。ノエビアホールディングスがしわ改善効果をうたった医薬部外品を販売するのは初めて。独自開発した植物エキスを配合して美容効果を高めた。

しわを改善する効果がある有効成分「ナイアシンアミド」を配合した。同成分はメラニンの生成を抑える効果もあり、しみやそばかすを防ぐ。エーデルワイスエキスなど自社農場で有機栽培した植物エキスを2種類取り入れて、保湿効果を高めた。

商品は朝晩化粧水で肌を整えた後、適量をしわの気になる部分などになじませて使う。価格は容量45グラムで3万800円。

しわ改善が見込まれる化粧品は2017年にポーラが発売した「リンクルショット　メディカル　セラム」を皮切りに、資生堂やコーセーなどが相次いで新商品を投入した。ポーラは21年に有効成分の効果を高める独自成分を配合した改良品を市場投入する予定で、競争が激化している。