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第1四半期決算から有望株を見抜く2つのポイント

日経マネー特集
日経マネー
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2020/8/25 2:00
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3月期決算企業の第1四半期決算が出そろってきた。コロナショックが企業業績に与えた影響はどの程度か。まずは全体を俯瞰してみよう。

8月20日までに第1四半期決算発表があった3月期決算企業約1900社の経常増益率(前年同期比)の分布を見ると、80%を超える大幅減益の企業が約3割を占め、平年では考えられない落ち込みになっている。その一方で、50%以上の大幅増益の企業も約15%あった。全体では未曽有の減益だが、追い風を受けている企業も少なくない印象だ。

業種別に売上高の伸び率(金額ベース・前年同期比)を見ると、その他製品がトップ。任天堂の好決算の寄与が大きかった。このほか、金融や医薬品、情報・通信なども堅調だった。一方、空運や輸送用機器は40%以上の大幅減収。今後、自動車の不振が関連業界に波及するリスクが警戒される。

■第1四半期の最高益更新企業も

こうした中、四半期ベースで最高益を更新した企業もある。巣ごもりや在宅勤務など、新しい生活様式の恩恵を受けた銘柄が目立つ。

パソコンの買い替え需要が増えたMCJ、家庭用ゲームのスクウェア・エニックス・ホールディングス、電子書籍のイーブックイニシアティブジャパンが代表例。DIYの人気化でコメリなどのホームセンターも伸びた。

内食の増加で、いなげやなどの食品スーパーや調味料関連も好調。この他、オービックなどのクラウドサービスや、次世代通信「5G」関連も高い成長力を見せた。

最高益企業は、需要面の追い風があっただけでなく、経済活動の自粛で広告宣伝費や交通費などのコストが抑制され、結果として利益が押し上げられたケースも多い。

■連続上方修正を狙う

では、第1四半期決算を受けてどのように有望銘柄を探せばいいか。ニッセイ基礎研究所・チーフ株式ストラテジストの井出真吾さんは、2つのポイントを挙げる。

1つ目は、「通期予想を上方修正した銘柄に付いていく」こと。東証1部の3月期決算銘柄について、過去5年間の業績動向を分析すると、第1四半期決算で通期予想を上方修正した銘柄のうち、53%が3カ月後の中間決算で再度の上方修正を行っていた。反対に第1四半期で下方修正した銘柄は、34%が中間決算で再び下方修正していた。つまり、上方修正や下方修正は連続しやすいわけだ。

コロナ禍で追い風の銘柄と逆風の銘柄がはっきりしていることなどから、「今年も同様の傾向が見られる可能性が高い」(井出さん)と考えられる。また、第1四半期の好調を受けて上期予想を上方修正したものの、通期予想は据え置いた銘柄もある。こうした銘柄も上方修正予備軍と言えそうだ。

■通期予想の有無で決算内容に違いが

井出さんは、2つ目のポイントとして「通期予想を開示している銘柄を狙う」ことを挙げる。

今期は、3月期決算企業の約半数が期初に通期予想を公表しない異例の事態となった。ここで、期初予想のあるグループとないグループに分けて第1四半期決算を分析すると、期初予想があるグループは第1四半期の経常利益がアナリスト予想から平均9%マイナスだったのに対し、期初予想がないグループはアナリスト予想から平均24%マイナスだった。期初予想がない銘柄はアナリスト予想から大きく下振れする結果になったわけだ。

井出さんは、「会社予想というアンカー(錨)がないため、アナリスト予想が大きく外れた」とみる。決算がアナリスト予想を大きく下回ると、失望売りで株価が急落するケースが多いので、ここから投資するなら通期予想のある銘柄を狙うのが無難だと言う。

(市田憲司)

[日経マネー2020年10月号の記事を再構成]

日経マネー 2020年10月号 アフターコロナの配当生活入門

著者 : 日経マネー
出版 : 日経BP (2020/8/21)
価格 : 750円(税込み)

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