【食品の多角化企業】製粉、油脂、冷食、飼料に展開。非市況分野を拡充。
昭和産業は14日、米油大手のボーソー油脂(東京・中央)を20日に連結子会社化すると発表した。TOB(株式公開買い付け)で約14億円を投じ、同社の株式の88%を取得する。昭和産業はこれまで大豆や菜種の油を主に手がけてきたが、米油市場にも乗り出すことで事業領域の拡大を狙う。
5月18日から実施していたTOBが13日に終了した。2社は近隣に工場があり、製造拠点の統合による生産効率向上や物流コストの削減などが期待できる。
ボーソー油脂の2020年3月期の売上高は約123億円。18年3月期から3期連続の赤字となっており、業績改善を目指す。昭和産業は今後、ボーソー油脂の株式の所有割合をさらに上げ、完全子会社化したい考えだ。
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