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小売りや外食など50社の業績、初の最終赤字に

小売り・外食
2020/7/10 0:00 (2020/7/10 5:45更新)
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小売りや外食といった消費関連企業の業績が、新型コロナウイルスによって大きく悪化した。2020年3~5月期の決算を終えた50社の最終損益の合計は、比較可能な2008年以降で初の赤字に転落した。経済活動の再開を受けて最悪期は脱しつつあるが、コロナ後の生活様式の変化に対応できるかで差も出ている。

「各国・エリアで休業や時短営業をし、計画を下回った」。ファーストリテイリングの岡崎健最高財務責任者(CFO)は9日の決算会見で終始厳しい表情だった。

同日発表した3~5月期は同期間として初の最終赤字となった。国内店舗は最大で4割が休業、売上収益(国際会計基準)は3364億円と前年同期比で39%減った。最終損益は98億円の赤字(前年同期は446億円の黒字)となり、20年8月期通期の予想も下方修正した。

9日午後4時までに業績開示した、2月期と8月期の決算企業50社(金融除く)の3~5月期業績を集計したところ、最終損益は345億円の赤字となった。四半期で最終赤字となるのは08年以降で初めて。前年同期は2000億円超の最終黒字だった。

特に苦戦が目立ったのが衣料関連だ。

百貨店や総合スーパー(GMS)を抱えるセブン&アイ・ホールディングスが9日発表した3~5月の純利益は、前年同期比73%減の139億円だった。GMSが主力のイオンは四半期として過去最大となる539億円の最終赤字を計上。百貨店も高島屋J・フロントリテイリングがともに最終赤字に転落した。

感染を懸念して人混みを避け、外出を減らす消費者が増えたことで、外食も厳しい決算だった。ハイデイ日高は客数減で売上高が4割落ち、最終赤字となった。壱番屋も純利益が76%減った。

在宅勤務が広がり、オフィス街ではコンビニエンスストアの来店客が減った。

ローソンが9日に発表した3~5月期の最終損益は41億円の赤字(前年同期は71億円の黒字)と9年ぶりの赤字となった。運営する映画館は休業が続き、チケット販売はイベントがなく売り上げが落ち込んだ。小売りや外食は損益分岐点が高く、売り上げ減が業績悪化につながりやすい。

全体が赤字になる中でも、稼ぐ力を磨いた企業の1つがニトリホールディングスだ。3~5月期の純利益は255億円と前年同期比で25%増えた。在宅勤務が定着し、机や椅子の販売が増えた。自治体からの休業要請の対象とならず、家族連れなどの来店の受け皿となった面もある。

新型コロナの感染予防対策でマスクや消毒液といった衛生用品の需要は急増した。スギホールディングスの3~5月の純利益は17%増の61億円となった。ドラッグストアは食料品などの「ついで買い」も取り込んだ。

ただ9日には東京都の新規感染者数が224人と最多となった。残業時間の減少で所定外給与も減っている。「顕在化してきた雇用・賃金面での不安で消費が保守的な動きとなり、消費回復のペースは鈍くなる」(SMBC日興証券の宮前耕也氏)との懸念もある。

■郊外・実用性・ネット…回復力を左右


 経済活動の再開が進んだことで、消費関連企業の売上高は改善が続いている。回復度合いは在宅勤務の定着といった新型コロナウイルス後の消費志向の変化を捉えられたかで大きな差がある。
 消費関連企業の月次売上高は緊急事態宣言が解除された5月に最悪期を脱した。前年同月比の増減率は6月も回復傾向が続いているが、ワークマン(前年同月比37%増)や西松屋チェーン(同34%増)など一気に前年を大きく上回る企業も出始めた。

 共通するのは郊外の幹線道路沿いの店舗が多い点だ。在宅勤務が定着し、平日・休日問わずに自宅周辺で消費をするようになっている。
 一方で都心部の店舗は苦戦が続く。百貨店は前年同月比で5割前後の減少となった4~5月からは回復しているが、銀座や新宿に主力店がある三越伊勢丹ホールディングスは6月も19%減となった。ハイデイ日高は「2次会など夜間の客が戻ってこない」(島需一取締役)ことで、6月も34%減と落ち込みが続く。
 コロナ前の「インスタ映え」に象徴されるような華美な消費から、実用性に重点が移ってもいる。しまむらやワークマンでは機能性の高い商品が好調だ。「無印良品」の良品計画は部屋着やキッチン用品が伸び、6月は10%増と5月の30%減から大きく改善した。
 インターネット通販などデジタルへの取り組みも重要になる。
 国内のユニクロの6月の既存店売上高は26%増と急回復した。実店舗の営業再開だけでなく、電子商取引(EC)もけん引している。テレビCMなどでECサイトへの誘導を進め、スマートフォンのアプリ会員限定価格での販売も始めた。ECを初めて利用する顧客が増え、「ECの利便性を感じてもらえたという手応えがある」(岡崎健CFO)という。

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