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タイ小売り2社、アウトレットでつばぜり合い

アジアBiz
2020/6/19 23:00
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サイアム・ピワットが開業した「サイアム・プレミアム・アウトレッツ・バンコク」(19日、バンコク)

サイアム・ピワットが開業した「サイアム・プレミアム・アウトレッツ・バンコク」(19日、バンコク)

【バンコク=岸本まりみ】タイの小売り大手がアウトレットモールでつばぜり合いを繰り広げている。サイアム・ピワットと米サイモン・プロパティー・グループは19日、バンコク郊外のスワンナプーム国際空港近くにアウトレットを開業した。足元では新型コロナウイルスの流行による渡航制限で空港利用客は激減するが、先行する小売り最大手セントラル・グループに真っ向勝負をかける。

「新型コロナ危機下で初めての投資プロジェクトです。世界クラスの体験をお楽しみください」。サイアム・ピワットとサイモンの合弁会社、サイアム・ピワット・サイモンの社長に就いたマイケル・タン氏は開業式典でこう力を込めた。仏「バレンシアガ」など人気ブランドの前には、平日の午前中にもかかわらず、入店待ちの客の列ができた。

両社が開発した「サイアム・プレミアム・アウトレッツ・バンコク」は延べ床面積5万平方メートル。投資額は約40億バーツ(約140億円)で、年内には約200のブランドが入居する予定だ。

4月にはすでに開業の準備が整っていた同施設だが、タイ政府による経済活動制限が緩和されるのを待ち、満を持して営業を始めた。狙うのは現地の買い物客だ。タン社長は「年内は現地客が8割」と見込む。さらに外国人の入国制限が解除された後も、6割を現地客が占めるとみる。

タイ最大の空港にほど近い同エリアの競争は激しい。19年8月にはタイ小売り最大手セントラル・グループが三菱地所と組み、アウトレットモール「セントラル・ビレッジ」を開業した。

先行するセントラルのアウトレットとの違いについて、タン社長は「こちらには高級ブランドがそろっている」と強調する。

「バレンシアガ」など人気ブランドでは入店待ちの列も(19日、サイアム・プレミアム・アウトレッツ・バンコク)

「バレンシアガ」など人気ブランドでは入店待ちの列も(19日、サイアム・プレミアム・アウトレッツ・バンコク)

サイアム・プレミアム・アウトレッツには英「バーバリー」や伊「フルラ」などが入居。タン社長は「アウトレットとしてはタイでここだけのブランドが60に及ぶ」とするが、米「コーチ」やタイシルクの代表的なブランドである「ジム・トンプソン」など、重複する人気ブランドも少なくない。

セントラルは大規模なセールでライバルを迎え撃つ。6月1日から7月31日まで、約220のブランドが最大90%割引きとなるセールを実施。19日からはさらに会員向けの買い物券の特典を倍額にするなどして対抗する。新型コロナの影響で同アウトレットも約2カ月にわたって一時休業を強いられたが、セールの効果もあり、5月17日の営業再開から現在までの売り上げは休業前を上回る水準に回復している。

サイアム・ピワットの合弁相手である米サイモンは、日本では三菱地所と組んで御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県御殿場市)など9カ所のアウトレットを展開する大手だ。一方、三菱地所はタイでセントラルのアウトレットに30%出資しており、日本で手を組むサイモンとたもとを分かつ格好だ。

三菱地所の海外事業グループ統括である四塚雄太郎執行役常務は「至近の高速道路が異なるため、すみ分けは図れる」とみる。「当社のアウトレットの注目度も上がることでバンコク首都圏全域からの誘客につながり、商圏が拡大すると予想している」(同氏)

タイは国内総生産(GDP)の2割を観光で稼ぐ。渡航制限による経済への打撃は大きく、現地客に照準を合わせたとしても消費者の買い控えは懸念材料として残る。タン社長は「今年は目標を達成できないかもしれないことは認めざるを得ない。私たちがコントロールできるのはコストだけだ」と漏らす。新型コロナが落とす影をぬぐいきれぬうちから、タイ最大の空の玄関口を狙う小売り各社の争いは激しさを増している。

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