【自動車用塗料が中心】塗料大手。国内、アジアで高シェア。
関西ペイントはウガンダの教育・スポーツ省に防蚊塗料4000リットルを寄贈した。日本政府の支援を受け、現地子会社を通じて提供した。塗料は蚊を媒介して発生するマラリアへの感染対策として地元の学校に塗装される予定。同社の防蚊塗料は建物の壁や天井に塗ると壁に触れた蚊の神経系に作用し、蚊が血を吸うのを防ぐ効果がある。
関西ペイントは南アフリカを中心にアフリカへの進出を積極的に進め、2020年3月期の売上高の10%弱をアフリカ事業が占める。アフリカではマラリア対策が大きな課題だ。同社はマラリア撲滅に向けてウガンダ政府などと連携し、人体への安全性が高い防蚊塗料を開発している。