【アパレル大手】婦人服などで百貨店やSCに出店。プラットフォームなど非アパレル分野に注力。
ワールドは7日、新型コロナウイルスの感染拡大に対応して医療用ガウンやマスクを生産すると発表した。医療用ガウンは国内拠点で9月末までに150万着を生産し、主に政府を通じて医療機関に供給する。マスクは自社の通販サイトで販売する。アパレル大手ではTSIホールディングスも医療用ガウンの生産に着手しており、同様の動きが広がりそうだ。
ワールドは岡山県や兵庫県など6カ所の自社工場を中心に医療用ガウンを生産する。政府への納入を優先し、順次自治体向けの販売も始める。マスクについては、7月までに洗濯可能なタイプを2種類計40万枚、使い捨てタイプを1500万枚供給する計画。いずれも5月中旬から自社サイトで販売する。
医療用ガウンは感染症の防護具として医療従事者らが使用するが、新型コロナの感染拡大で深刻な品不足が生じている。政府は関連する業界や企業に増産を要請しており、帝人などが供給計画を表明している。