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株主優待にもコロナ自粛の影 有効期限延長や条件変更
押さえておきたいチェックポイント

日経マネー特集
株主優待
日経マネー
2020/4/29 2:00
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写真はイメージ=PIXTA

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新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるために、政府が4月7日に発令した緊急事態宣言。それを受けて株主優待の有効期限を延長する企業が、外食を中心に続出している。宣言に基づく要請で外出の自粛や店舗の営業自粛が広がり、個人株主が優待を利用しにくくなっている。そうした状況に配慮した動きとみられる。

株主優待は、企業が自社の株を一定数以上保有する株主に対して自社の商品や割引券などを贈呈する株主還元策の一種だ。個人投資家は、株を持つことで企業からちょっとしたプレゼントを受け取り、お得な気分を味わえる。そのため、特定の株主優待を目当てに株を購入する個人投資家が増えている。企業の側も、自社の商品やサービスのファンづくりや安定株主の確保につながる面があることから、株主優待の新設や拡充に注力。株主優待狙いの株式投資は、ここ数年ブームになっている。

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優待の利用について期限を設けていない会社もあるが、半年や1年といった有効期限を設定しているのが一般的。この有効期限の延長に企業が踏み切っているわけだが、延長の期間は企業によってまちまちだ。居酒屋チェーンを展開するワタミ(7522)やチムニー(3178)は2カ月。年に2回、優待を贈呈している外食店経営のグルメ杵屋(9850)は、5月末が有効期限の優待については7カ月後の12月末まで延ばした。

このように企業の対応に濃淡はあるものの、株主優待目当ての個人投資家にとっては、有効期限の延長は朗報のようだ。優待の獲得を主眼とした株式投資を20年以上にわたって手掛けてきた投資ブロガーのmtipsさん(ハンドルネーム)は、「使いたくても使えない株主のために救済策を出してくれた。ありがたい申し出だ」と喜ぶ。

■優待の利用条件を変更する会社も

外食を手掛ける会社だけでなく、同様に営業自粛要請を受けている娯楽施設で使える優待券を提供している会社も、有効期限延長に動いている。優待として映画鑑賞券を贈呈している映画大手の東宝(9602)は、5月末だった期限を7月末まで延長。松竹(9601)も、4月8日に「対応を検討中」とするプレスリリースを出した。

スポーツジムを運営するルネサンス(2378)も、期限を6月最終営業日から12月最終営業日まで延ばした。こうした情報は各企業のホームページに掲載されているので、有効期限が近い優待券を持っている人は確認しておくといいだろう。有効期限が延長されているのにそれに気づかず、優待を利用し損ねたという事態は避けたいところだ。

期限延長だけではなく、優待の利用条件を変更している企業もある。居酒屋を展開するNATTY SWANKY(7674)の株主優待は、「17時以降に店内での飲食に利用できる食事券」と使用時間帯に制限が付いていた。この利用条件を変更し、優待を使える時間帯を営業時間内と広げ、さらに持ち帰り商品を購入する場合でも使えるようにした。期限延長に加えて、こうした利用条件の変更の有無も併せてチェックしておきたい。

■優待内容の縮小や株価下落のリスクに注意

既に株主の手元に届いている優待の有効期限や利用条件が変更される一方で、コロナ・ショックによる業績の悪化を見越して、優待内容の縮小を発表する企業も出始めた。RIZAPグループ(2928)の子会社で女性衣料品のネット通販を展開する夢展望(3185)は3月19日、6月下旬に贈呈を予定している優待の内容について、従来の「自社クーポンまたはRIZAPグループ商品4000円相当」から「自社クーポン4000円分」に変更すると発表。変更の理由として、新型コロナウイルスによる業績への急激な影響を挙げた。

このように、企業の業績が悪化すれば、優待の内容が縮小されることもある。コロナ不況の影響を見通せないことから、20年度の業績予想の開示を控える企業が相次ぐ現状では、優待内容を縮小する会社が続出する可能性は高い。

優待が個人投資家に人気のある銘柄の価格は、株式市場が急落する局面でも売りが出にくく、下落率は市場全体に比べて小幅にとどまる傾向がある。だが、コロナ・ショックによる暴落では、人気の優待株も大きく値下がりした。

その後に大きく上昇し、中には日本マクドナルドホールディングス(2702)のように年初来高値を更新した銘柄もある。一方で、反発後に再下落したすかいらーくホールディングス(3197)のように、依然として割安感の強い銘柄も多い。だが、この先に業績が悪化すれば、どの会社の株価も再び大きく下がる懸念がある。これから株主優待を目当てに株の購入を検討するなら、優待内容の縮小や価格再下落のリスクを十分に考慮した上で、慎重に銘柄を選ぶことが求められる。

(佐藤由紀子)

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