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2020年3月29日(日)
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ゴッホ「ひまわり」 視覚障害者も触れる陶板画に

Tokyo2020
2020/2/18 5:30 (2020/2/25 17:10更新)
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本社ビル前で5月オープンに向けた準備が進む「SOMPO美術館」(東京都新宿区)

本社ビル前で5月オープンに向けた準備が進む「SOMPO美術館」(東京都新宿区)

ゴッホの名画を触って鑑賞――。損害保険ジャパン日本興亜が5月に開設する「SOMPO美術館」には、オランダ人画家、ゴッホの代表作「ひまわり」の陶板複製画(原寸大)がエントランス前に設置され、来館者を出迎える。目が不自由な人も絵の具などの凹凸を再現した陶板画を、指でなぞりながら、作品のイメージをつかめるという。同社は「手で触れながら作品の魅力を感じてほしい」と呼び掛けていく。

損保ジャパンは本社ビル(東京・新宿)敷地内に美術館棟を新築する。本社ビル42階にある「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」を移転、名称をSOMPO美術館に改め、5月28日に開館する。

「ひまわり」のオリジナルは油彩画。新美術館3階の展示室で鑑賞できる。一方、陶板複製画は美術館の前庭に設置する。外から見えるようにして、「ひまわり」を鑑賞できる美術館としての存在感をアピールする目的もある。

ゴッホは花瓶に生けられた「ひまわり」を7枚描いたとされ、このうちの1枚を1987年に安田火災海上保険(当時)がロンドンのオークションで落札。約53億円という破格の落札額も話題を呼び、作品を展示した安田火災東郷青児美術館(当時)は来場者数が一気に増えた。

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」で所蔵する「ひまわり」(1888年 フィンセント・ファン・ゴッホ)

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」で所蔵する「ひまわり」(1888年 フィンセント・ファン・ゴッホ)

2018年、大塚国際美術館(徳島県鳴門市)が世界中に点在する「ひまわり」7枚の陶板複製画を一堂に集めた展示を始める際、損保ジャパンは自社で所有する作品の陶板複製画の制作に協力。これがきっかけとなり、SOMPO美術館にも陶板複製画を展示する企画が浮上した。美術館前庭に飾られる陶板画「ひまわり」は新たに大塚製薬などが大株主の陶板メーカー、大塚オーミ陶業(大阪市)が制作中だ。

新美術館は「新宿から世界に文化芸術を情報発信するアートランドマーク」になると期待され、同社はその前庭を新宿の街並みと美術館をつなぐ文化的空間と位置づけている。東京五輪・パラリンピックが開催される20年は東京という都市の「成熟度」が世界から問われるタイミングでもある。誰もが鑑賞できる新しい「ひまわり」は、共生社会の実現や文化・芸術の振興に貢献する企業姿勢をアピールする役割も担いそうだ。

(山根昭)

日経からのお知らせ
 日本経済新聞社は3月2日、多様性を尊重する社会をテーマにしたシンポジウム、第4回チャレンジニッポン「2020年に考える共生社会の未来」を日経ホール(東京・大手町)で開催します。
 損害保険ジャパン日本興亜の西沢敬二社長が基調講演するほか、スペシャルオリンピックス日本の有森裕子理事長、日本障がい者サッカー連盟の北沢豪会長が障害者スポーツによって導かれる共生社会について対談します。あずさ監査法人の間宮光健マーケティング&コミュニケーション部長、ゴールドウインの梶野富宏理事役員、日本財団パラリンピックサポートセンターの山本恵理氏によるパネル討論も予定しています。
「第4回チャレンジニッポン」中止
 日本経済新聞社は3月2日(月)に日経ホール(東京・大手町)で開催を予定していたシンポジウム「第4回チャレンジニッポン」を中止します。新型コロナウイルス感染拡大への対策などを踏まえました。

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