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三井E&S、富山・入善の洋上風力から撤退 合理化の一環

2019/12/13 20:00
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三井E&Sホールディングス(HD)は富山県入善町沖で計画していた洋上風力発電事業から撤退する。再生可能エネルギー発電のウェンティ・ジャパン(秋田市)と2021年1月の事業開始に向けて準備を進めてきたが、三井E&SHDが20年3月期に880億円の最終赤字に陥る見通しとなり、合理化を進めているため。入善での事業はウェンティ主導で継続するが開始はずれ込む。

事業は全体の運営をウェンティ、三井E&S傘下の三井E&Sエンジニアリングが洋上風力発電機の施工を担当。出力2000キロワットの風車を4つ設置し、総発電能力7500キロワットの体制を整える予定だった。6月にはウェンティが90%、三井E&Sエンジが10%を出資する事業会社「入善マリンウィンド合同会社」を立ち上げていた。

三井E&SHDはインドネシアの火力発電所の工事の遅れなどで損失が拡大。11月に発表した構造改革計画に、風力発電の新設から撤退する方針を盛り込んでいた。

ウェンティは現在、三井E&Sエンジの作業を引き継ぐ施工事業者を探しており「数社と話をしている」という。事業開始は21年1月に間に合わない見通しだ。風車の出力など機器の仕様も変わる可能性があるという。

入善沖での事業は国内で初めて民間資金ですべてをまかなう洋上風力開発プロジェクトとなる見通し。ウェンティは北都銀行などを傘下に持つフィデアホールディングスのグループ会社。

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