【ITサービス大手】旧住商情報システムが旧CSKを吸収合併し発足。
SCSK子会社のSCSKサービスウェアは熟練者の知見やノウハウを文字情報などでまとめ、簡単に検索、利用できるシステムの提供を開始した。熟練者の技術継承が課題になっている製造業での導入をめざす。熟練者が長年の経験から培った勘やノウハウなどの暗黙知を収集、体系化する。問題解決までに要した時間や使いやすさを適宜検証、分析し、システム改善を図る。
名称は「暗黙知使えるソリューション」。熟練者が業務のなかで蓄積したノウハウを注釈情報としてデジタル化し、マニュアルや仕様書にタグを加えていく。文字情報が中心のマニュアルであればキーワード検索も可能になる。図やイラストが中心のマニュアルの場合でも、必要情報をタグで簡単に検索できるようにした。
SCSKサービスウェアはビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)事業を手がけており、企業の問い合わせ窓口の業務改善が強み。今後は製造現場での定期的な保守・点検作業の効率化などを支援していく考えだ。