【精密減速機メーカー】半導体製造装置や産業用ロボットに使用。
12日の業績発表で、事前の市場予測との乖離(かいり)率が大きかったのは精密減速機メーカーのハーモニック・ドライブ・システムズ。米中の貿易摩擦などの影響で、顧客メーカーの自動化・省力化投資が落ち込み、下期の受注がこれまでの計画を下回る。2020年3月期の連結最終損益の予想を15億円の赤字に引き下げた。事前の市場予想は7億6000万円の黒字だった。
一方、コンタクトレンズを手がけるメニコンは消費増税前の駆け込み需要などで、期初の20年3月期業績見通しに対する4~9月期の進捗率が高くなり、連結純利益の予想を引き上げた。市場予想を7%上回った。ヤクルト本社は税効果会計の影響などで連結純利益を上方修正。市場予想を12%上回った。