【食品の多角化企業】製粉、油脂、冷食、飼料に展開。非市況分野を拡充。
昭和産業は8日、台湾の製粉会社と鶏卵会社の計2社に出資すると発表した。2020年春に計26億円を投じて、それぞれを持ち分法適用会社にする。2社の親会社の大成集団(台湾)と昭和産業はもともと業務提携していた。台湾の製粉業界は設備老朽化や後継者不足に悩む。昭和産業は日本で培った効率的な生産ノウハウを提供して海外事業の拡大につなげる。
小麦粉製造販売の國成麺粉(桃園市)に40%、鶏卵事業の中一食品(台南市)に35%それぞれ出資する。両社が実施する第三者割当増資を引き受ける。
両社の親会社の大成集団とは03年から中国で製粉事業などを手がけてきた。