【総合建機大手】油圧ショベルに強み。鉱山機械も拡充。
日立建機は24日、建設機械の部品をスマートフォン(スマホ)などで手軽に注文できるシステムを世界で展開すると発表した。9月から日本市場で先行して実用化してきたが、今後東南アジアやロシア・CIS、アフリカなど世界に広げる方針。建機本体の販売に加えて、部品・サービスなど安定的に稼げるビジネスで収益基盤を強化する。
新たに始めるサービス「コンサイトパーツウェブショップ」は、建機の販売代理店がインターネットを経由して、日立建機の建機や鉱山機械に使われる純正部品を購入できるシステムだ。
これまで販売代理店が顧客の現場で必要な部品を確認した後、日立建機に在庫状況や価格などを確認していた。スマホやタブレットでその場で見積書を作成して、顧客に提示できる。主要建機の20トンクラスの油圧ショベルの場合、土を掘り出すバケットや消耗部品のフィルターなど1500種類の部品をそろえている。