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2019年11月16日(土)
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リープマインド、トヨタなどから35億円を調達

2019/10/16 15:48
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人工知能(AI)スタートアップのリープマインド(東京・渋谷)はあいおいニッセイ同和損害保険やSBIインベストメント、トヨタ自動車三井物産の計4社を引受先とする第三者割当増資で約35億円を調達したと発表した。

制約のある状況下でもディープラーニングを実用化できる技術の開発を進める

出資者のうち、あいおいニッセイ同和損害保険、トヨタ、三井物産とは業務提携した。

調達した資金は技術開発や採用、マーケティングの費用に充てる。AIの処理を端末側で実行するためのソフトウエア「Blueoil(ブルーオイル)」の開発と、ブルーオイルを活用するための回路設計を進める。

今回の資金調達は事業拡大期の「シリーズC」に位置づけられる。累計調達額は49億9000万円となった。

ブルーオイルはリープマインドが2018年10月に公開したオープンソースソフト。「極小量子化ディープラーニング技術」と呼ばれる独自の技術を使っている。深層学習で必要な処理能力は学習時よりも実行時の方が少ないことに着目し、実行時の処理能力を落とすことで、少ない消費電力でも動かせる

この技術を使えばデータをクラウド上で集中管理せずに「エッジ端末」と呼ばれる末端の機器で処理できるようになる。従来は技術的に難しかった小さな機械やロボットなど、様々な端末でAIを利用できるようになるという。

業務提携したあいおいニッセイ同和損害保険はコネクティッドカーやドライブレコーダーを活用した保険商品の開発を進めている。こうした末端機器でAIを利用できるリープマインドの技術を取り入れ、新たな保険商品の開発を目指す。トヨタはリープマインドと共同開発を進めて「極小量子化ディープラーニング技術」の実用化に取り組む。

AIの利用が期待される場面はこれから一段と広がっていく。それに伴い、利用上の制約を減らして使い勝手を高める技術は今後さらに重要になってくるとみられる。

(山田彩未)

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