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【国際航空貨物混載大手】海上貨物輸送やロジスティクス業務も。

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自動車輸送、日本品質でアジア開拓 近鉄や商船三井系

コラム(ビジネス)
自動車・機械
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東南アジア
南西ア・オセアニア
2019/10/11 2:00
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NIKKEI BUSINESS DAILY 日経産業新聞

混載貨物事業者(フォワーダー)各社がアジアで自動車関連の物流事業を強化している。近鉄エクスプレスは年内にも、インドで車の鉄道輸送サービスの事業規模を25%拡大。商船三井ロジスティクス(東京・千代田)はフィリピンで車の保管、点検を始めた。車の輸送には傷を付けないなど高度なノウハウが必要で、日本企業に優位性がある。

商船三井ロジスティクスはフィリピンで完成車の一時保管・点検事業を始めた

商船三井ロジスティクスはフィリピンで完成車の一時保管・点検事業を始めた

近鉄エクスプレスは子会社のAPLロジスティクス(APLL)が展開するコンテナ鉄道輸送サービスを拡大する。コンテナに完成車を積み、印東部チェンナイ~デリーなど主要都市間を運搬するサービスで、現在は16編成を運用する。1編成当たり最大318台運べる。年内にも4編成増やし、20編成体制とする。車以外にもオートバイや自動車部品の輸送も可能だ。

インドの自動車生産台数は2023年までに18年比36%増の640万台まで拡大すると見込まれている。7、8月は金融機関の貸し渋りの影響などで新車販売が前年比約3割減と大幅に落ち込んでいるものの、中長期的には成長が確実。自動車メーカーは「鉄道の振動が不具合の原因になる」という懸念が強いとされ、地場の物流企業など参入障壁は高いのだという。

商船三井傘下の商船三井ロジスティクスは9月、フィリピンで完成車の保管と納車前の点検サービスを始めた。日系メーカーが同国向けに輸出する完成車を現地ディーラーに引き渡す前の最終点検を引き受ける。

マニラの南方110キロメートルに位置するバタンガス港に専用拠点を設置した。敷地面積は約1万5千平方メートルあり、まずは日系の自動車メーカー1社について年間1万台超の完成車を最低3年間にわたって受け入れる。拠点では簡単な塗装など一部の加工も請け負う。

フィリピンの1人当たり国内総生産(GDP)は近く自動車が普及する目安の3000ドルを超える見込みで、日系以外のメーカーの取り扱いも順次増やしたい考えだ。

日本郵船は郵船ロジスティクスを18年に完全子会社化して以降、完成車輸送から検品まで、自動車物流のあらゆるサービスを一括して請け負えるよう連携を強化した。

特に自動車が本格的に普及し始めたアジアではマイカーのほか、ライドシェア、次世代移動サービス「MaaS(マース)」など多くの車関連ビジネスが勃興しており、車輸送のニーズは大きい。部品点数が少なく、高い物流品質が求められる電気自動車(EV)では部品から完成車まで一括した輸送を望むメーカーが多い。

1960年代からモータリゼーションを経験し、きめ細かな自動車輸送技術を蓄積した持つ日本の物流企業が活躍できる場面は多そうだ。

(吉田啓悟)

[日経産業新聞 2019年10月3日付]

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