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2019年11月20日(水)
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【トマト加工品大手】飲料ブランド強力。個人株主の比率が高い。

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カゴメ山口新社長「『野菜の会社』で持続的成長を」

2019/9/30 17:58
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カゴメは30日、2020年1月の新社長就任を発表した山口聡取締役常務執行役員(58)の記者会見を開いた。山口氏は「人口減で食品業界も淘汰が進む。(トマトだけではない)『野菜の会社』を目指し、持続的な成長につなげる」と抱負を語った。主力の加工食品だけでなく、健康志向を追い風にした生鮮野菜事業や技術革新を通じた野菜消費そのものの底上げを目指す。

カゴメの寺田直行社長(左)と山口聡新社長(右)は30日、名古屋市の本社で記者会見を開いた

山口氏は同社として初めて技術畑出身の社長となる。現在は取締役として野菜事業本部長、ベジタブル・ソリューション部長を務めており、野菜に関わる新事業の創出を担当。15~18年に統括した研究部門のイノベーション本部では、機能性表示食品の開発や、ドイツの光学機器メーカーと共同で開発した野菜摂取量の充足度を測る「ベジチェック」などを手がけてきた。

寺田直行社長は「(社長交代の)狙いは会社を変えるため。これまでの延長ではない、開発の知見や技術を生かした変革が求められている」と話す。

カゴメが変革を強調するのは事業領域と収益の幅を広げるためだ。足元では健康志向の高まりを背景に、18年12月期の連結純利益が3期連続で過去最高を更新。ただ連結営業利益の9割以上をケチャップや、野菜飲料などの加工食品が占めている。

人口減により食品市場の縮小が見込まれ、変化も激しいなかで、加工食品の一本足では持続的な成長が難しい。同社は「トマトから野菜の会社へ」を経営目標に掲げており、農家と連携した多様な生鮮野菜の取り扱いも進める方針を打ち出す。すでにベビーリーフの栽培を始めており、今後も新たな野菜の生産を始める計画があるという。

また「ベジチェック」のようなサービスも健康経営に関心の高い企業や自治体向けに提供を始め、野菜事業の拡大を後押しする形で技術革新を活用していく。

このほか「アジアでの野菜飲料が伸びており、さらに健康を打ち出していきたい」(山口氏)と商機を見込む。すでに18年から日清食品ホールディングス(HD)と香港・マカオで合弁会社を設立し、野菜飲料「野菜生活100」やトマトジュースを販売しており、海外市場の開拓もさらに進める構えだ。

(柏木凌真)

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