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ZOZO前沢氏「ワンマン経営を転換」 ヤフー提携会見

ヤフー、ZOZO買収
2019/9/12 16:12 (2019/9/12 19:11更新)
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記者会見する(右から)ZOZO創業者の前沢氏、沢田社長、ヤフーの川辺社長(12日、東京都目黒区)

記者会見する(右から)ZOZO創業者の前沢氏、沢田社長、ヤフーの川辺社長(12日、東京都目黒区)

ソフトバンク傘下のヤフーZOZOは12日午後5時半から東京都内で記者会見を開いた。ヤフーの川辺健太郎社長は「ZOZOをグループに迎え入れて、インターネットの未来をつくっていきたい」と述べた。同日、ZOZOの社長を退いた前沢友作氏は「社員の発想を生かし切れていなかった」と述べ、ワンマン経営を転換させる考えを示した。

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■ヤフー社長「相互送客でシナジー」

ヤフーはTOB(株式公開買い付け)でZOZOを買収する計画だ。川辺社長は買収の意義を「ネット通販事業の営業利益が1.8倍になる。ヤフーは広告事業の1本柱とみられていたかもしれないが、ネット通販を2本目の柱にできる」と説明した。

ヤフーが自社の電子商取引(EC)モール内に新設する「ペイペイモール」に衣料品通販サイト「ZOZOタウン」が出店する。ZOZOは若者の利用が多いため、年齢層が高いヤフーと「相互送客によりシナジーを発揮できる」(川辺社長)。

ヤフーの傘下に入った後もZOZOは上場を維持する方針だ。親子上場による利益相反の懸念についてヤフーの川辺社長は「少数株主も含め、全株主のためにいかにZOZOの価値を最大化するかに集中する」と述べた。

前沢氏は「難しい勉強をしたこともないし、社会人経験もなかったが、好きなことをひたむきにやって、気づいたら社長になっていた。夢のような時間を過ごしてきた」とこれまでを振り返った。

後任の沢田宏太郎社長については「私は時代の香りや雰囲気を直感的に野性的に感じてやってきた。沢田社長は真逆。ロジカルな経営手法を得意としている」と述べた。

■前沢氏、トップダウンより「現場に権限」

退任を決めたのは9月に入ってからだという。ヤフー側からは続投を要請されたが、会社の成長を考えると前沢氏がトップダウン経営を続けるよりも「現場が権限をもち、社長のように(積極的に)振る舞うことが大切と考えた」と説明した。

「宇宙に行くためのトレーニングなど、準備に割く時間が多くなる」ことも退任理由にあげた。前沢氏は2023年に月旅行を予定しているほか「その前に1度宇宙に行くつもりだ」という。

もっとも「もう一度、事業をやりたい」と、引退するわけではないとも話した。

この日の前沢氏はZOZOの創業時の社名「スタートトゥデイ」という文言が書かれたTシャツを着て登壇した。「これからも毎日が始まりだと考えて、一生懸命生きていきたい」と話した。社員への思いを語る場面で感極まり、涙を浮かべる一幕もあった。

会見には、前沢氏が尊敬する経営者として公言するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長も途中から参加した。孫氏は「前沢君から相談に乗ってくださいと申し出があった」と、今回の提携は前沢氏からの打診がきっかけだったと説明した。

孫氏は前沢氏と色違いのTシャツを着用。普段は奔放な言動が話題を呼ぶ前沢氏だが、孫氏がスピーチするあいだは体の前で両手を組み、背筋を伸ばし、神妙な表情で聞き入った。

■ZOZO新社長「やんちゃな大人に」

前沢氏の後任としてZOZOの社長となった沢田宏太郎氏は「アパレル業界をこれまで以上に盛り上げられることにわくわくしている」と話した。

沢田氏は経営方針として「ZOZOは創業から21年、企業として、そろそろ大人の入り口に立つことを求められている。今後はトップダウンではなく、社員の力、組織の力を生かす」とも説明した。ただ、「つまらない大人になるつもりはない。やんちゃな大人になりたい」と付け加えた。

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