【ゲームソフト大手】新製品開発力に定評。格闘ゲームに強み。
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、カプコンと共同開発したスマートフォン向けカードバトルゲーム「TEPPEN(テッペン)」の配信を始めたと発表した。特徴のある30枚のカードを使って相手を攻撃するバトルゲームだ。12月には世界大会の決勝を東京で実施する。
日本を含むアジアとオセアニア地域で8日に配信を始めた。米アップルの基本ソフト(OS)「iOS」と米グーグルの「アンドロイド」向けに提供。無料で利用でき、ゲーム内で機能などの購入に課金する。
ゲームには「ヒーロー」と呼ばれるカプコンのキャラクターが9種類登場する。カードには様々なアクションの要素があり、相手に効果的にダメージを与えられるように出し方を工夫する。制限時間は5分で、相手の打ち手に対してすばやく思考し反応する必要がある。ガンホーの森下一喜社長は「これまでにない格闘技に近いカードゲームを作った」と話す。
今後、登場するヒーローの種類を増やす。12月に賞金5千万円の世界大会「テッペンワールドチャンピオンシップ」の決勝を東京で開催する。
ガンホーの2019年1~6月期の連結業績は、売上高が前年同期比37%増の586億円、営業利益が67%増の204億円だった。主力のスマホゲーム「パズル&ドラゴンズ」などの課金収入が好調だった。