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レコード復権、若者つかむ 10年で生産枚数11倍に

2019/7/16 11:25
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CDに取って代わられたアナログレコードの人気が本格的に回復してきた。一時は消滅寸前に追い込まれたが、生産枚数は過去10年で11倍の約111万枚に回復。著名アーティストがあえて新曲をレコードで出す例も。ノスタルジーを求める従来のファンに加え、大きなジャケットのデザイン性などに魅せられた若い世代に裾野が広がっているようだ。

売れ行き好調なレコードの売り場(東京都新宿区のタワーレコード新宿店)

売れ行き好調なレコードの売り場(東京都新宿区のタワーレコード新宿店)

6月中旬の平日午後。タワーレコード新宿店(東京・新宿)のレコード専門店フロアで、お目当ての1枚を熱心に探す客の姿があった。

東京都武蔵野市のアニメーター、内田直人さん(26)は数年前から本格的にレコードを買い始め、平均で月10枚ほど購入しているという。子供の頃はレコードに触れたことも聴いたこともなかった。「音楽はスマートフォンで聴くものと思っていた。サブスクリプション(定額制サービス)もあるが、(音楽を)『モノ』で持っていたい」と魅力を語る。

「レコードで音楽を聞く時間はぜいたく」と話すのはさいたま市の女性会社員(36)。好きなアーティストが新曲をレコードで売り出したのをきっかけに再生機を買った。週に数回レコードに刻まれた溝に針を落とし、アナログの音色に耳を傾けているという。

タワレコが同社初のレコード専門店「タワーヴァイナルシンジュク」を新宿店10階にオープンしたのは今年3月。レコード専門店として日本最大級となる約560平方メートルの売り場に中古4万枚、新品3万枚をそろえた。オープン以来1日平均約2千人が訪れ、青木太一店長は「若い人と外国人の来店者が増えている」と手応えを語る。

日本レコード協会によると、1976年に約2億枚あった国内のレコード生産数は、82年に発売されたCDに取って代わられ、2009年に約10万枚にまで落ち込んだ。

だが、その後は一転して回復。17年に16年ぶりに100万枚を突破し、18年は約111万枚となった。back numberやPerfumeなどレコードを出す人気アーティストが増え、新曲をレコードのみで発売するアーティストも登場。逆にインターネットの音楽配信に脅かされているCDアルバムは下降線で、18年までの10年間で35%減った。

レコードの人気回復は一時的な流行なのか。青木店長は「昔はファッションとしてレコードを買っていたが、今は手間をかけることを楽しんでいる人が多い。人気は落ちないのではないか」と予想する。

本格回復をにらみ、関連業界の動きも活発化している。ソニー・ミュージックエンタテインメントは18年、レコードの自社生産を29年ぶりに再開。同社担当者は「レコードを新鮮にとらえる若者層に市場が拡大している」と話す。生産設備は当時と同じだが、クリーンな作業環境と検品の精度向上で、ノイズの少ない高音質を実現したという。パナソニックも16年に「テクニクス」ブランドのターンテーブルを復活。8年ぶりの新製品は国内向けの300台が30分で完売した。

18年に27年ぶりにターンテーブルを発売したヤマハ担当者は「若い世代は大きなジャケット目当ての人もいる。飾ると写真映えするのではないか」とSNS(交流サイト)時代の人気の背景を分析していた。

■CDは苦戦 売り場縮小
 アナログレコードの人気が本格的に回復する一方で、CDアルバムはインターネットの音楽配信に脅かされている。100年以上にわたって音楽文化を発信してきた東京・銀座の有名店もCD売り場の縮小を決めた。
 銀座4丁目交差点近くにある「山野楽器銀座本店」は、8月からCD売り場を4分の1程度に大幅縮小する。地下1階と地上1、2階というメインの3フロアでCDを扱ってきたが、今後は4階の一部に集約する。
 同店の担当者は「CDの販売状況が厳しく、売り場面積を減らして効率的な販売を目指す」と説明する。今後は楽器販売と大人向け音楽教室に力を入れていくという。CD売り場の縮小を知った顧客からは惜しむ声が寄せられているという。
 音楽評論家の五十嵐正さんは「音質を高める技術は上がっているが、音楽配信の時代になり、コンパクトが売りであるCDのモノとしての価値は薄れた」と指摘している。

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