【大手総合商社】芙蓉グループの中核。重電、プラントに強みを発揮。
関西電力は26日、秋田県北部沖での洋上風力発電の事業化に向けた新会社を大林組などと設立すると発表した。大林組が2016年から調査検討する最大45万5000キロワットを目指す事業を新会社が引き継ぐ。今後、地盤調査を本格化させ建設方法などを詰める。現時点の想定投資額は明らかにしていない。24年以降の運転開始を予定する。
7月に秋田県北部洋上風力合同会社(東京・港、秋田県に今後移転)を設立。大林組と関電のほか、秋田銀行なども加わる。資本金は1000万円で出資比率は非開示。4月施行の再エネ海域利用法にのっとり国が洋上風力に適した海域を指定し、公募で事業者を選定する。このため今回の案件の実現には流動的な面も残る。関電の国内での洋上風力案件は、丸紅とともに秋田県内の港湾で調査中の案件を含めて2つとなる。