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アジアで花咲け関西企業 小林製薬会長 小林一雅さん
未来像

関西タイムライン
2019/6/5 7:01
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小林製薬は薬の街として知られる大阪の道修町に本社を構える。創業者のひ孫で会長を務める小林一雅さん(79)は関西で生まれ育った。東京に本社を移す企業が多いが、大阪には大阪ならではの良さがあると話す。

こばやし・かずまさ 1939年兵庫県宝塚市生まれ。甲南大経卒。62年小林製薬入社。65年米国コロンビア大学に留学。商品開発などを陣頭指揮し「ブルーレット」などの数々のヒット商品を生み出してきた。76年社長、2004年会長。

こばやし・かずまさ 1939年兵庫県宝塚市生まれ。甲南大経卒。62年小林製薬入社。65年米国コロンビア大学に留学。商品開発などを陣頭指揮し「ブルーレット」などの数々のヒット商品を生み出してきた。76年社長、2004年会長。

あまり気取らず格好もつけず、本音で勝負するところに大阪人の良さがある。根性もすわっており、商売をする上ではプラスに働く。新製品はどこの企業も考えている。一歩先んじようと思ったら、その差は気持ちしかない。商品開発で成功するかしないかは、ある意味、その根性にかかっているのかもしれない。

大阪にはインバウンド(訪日客)の窓口となる関西国際空港もある。インバウンド消費が増えて日本製品の認知度が高まっている中、大阪が東京よりもアジアに近いというのは利点だ。東京に進出する企業も多いが、大阪の良さを生かして全国制覇はできる。

■大阪を訪れる訪日客数は増加し、モノの消費に貢献している。ただ10年後もこの状況が続くとは限らない。

大阪をはじめとした関西企業は、インバウンド消費の次を見据えてアジア地域に飛び出していくべきだろう。日本はモノであふれているし、人口は減少している。成長路線を維持しようとすると、アジアなど海外市場に行くほかないだろう。

大阪では訪日客を相手にテストマーケティングができる点が強みだ。訪日客に受けているモノはアジアでも売れるはずだ。大企業だけでなく、何十年も続く老舗や中小企業もだ。日本での体験を帰国後も味わいたいというニーズは多いはずだ。小さな企業でも海外進出できる支援の枠組みづくりも欠かせない。

学生時代はフィギュアスケートの選手として国体にも出場した

学生時代はフィギュアスケートの選手として国体にも出場した

■「創造性」「革新性」は模倣から始まる。学生時代に親しんだフィギュアスケートを通じてそのことを学んだ。

中学生からはフィギュアスケートにのめり込み、国体にも出場した。浅田真央さんのコーチを務めた佐藤信夫さんら関西には素晴らしいスケーターがたくさんいて、うまい選手を徹底的に研究した。まずはまねして同じことをできるようにする。その後は自分のセンスでもっと良いものができるかを考えた。何かを極めようと思ったら、まねから始まることを学んだ。

これは商品開発にも通じている。他社商品でも良いと思ったものは、どの点が支持されているのか徹底的に勉強する。分析しつくしたあと、どうしたらさらにより良い物を作れるかを考える。その段階からが新製品のアイデアにつながる創造の世界だ。

■もともと小林製薬は医薬品卸だった。日用品への進出のきっかけは、米国のトイレで衝撃を受けた青い水だ。

26歳の時、取引先だった米製薬大手に招待されて米国を2週間ほど旅した。現地で夕食に招待していただいた時、トイレを借りると青い水が流れていて大きなショックを受けた。これは一体何なのか、と。思わずタンクのふたを開けてのぞいてみると、「ブルーレット」の原型となるものがあった。当時の日本ではくみ取り式のトイレが一般的で米国とは雲泥の差だった。

ビジネスのヒントがある米国にもう一度行きたいと、なんとか周囲を説得した。1年間米国に滞在して、最後の2カ月は営業マンと売れている商品や販売手法を見て回った。米国で出合ったモノはヒット商品の原型となった。1969年に発売したブルーレットも今年で販売50周年を迎えた。

当時の日用品業界は多くの競合がひしめいていた。だが競合が手を出していなかったトイレ用品には十分チャンスがあると考えていた。小さな池で大きな魚を釣るという考えだ。この考え方はいろんなビジネスにも通じている。

(聞き手は斎藤毬子)

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