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2019年12月8日(日)
8260 : 総合小売・食料品小売
東証1部(優先)

【北九州の有力百貨店】百貨店業が主力。関連して友の会事業なども展開。

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小売り収益 さえぬ顔 経常益、上場6社中3社が悪化

2019/4/12 6:00
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九州・沖縄の2019年2月期や18年6月~19年2月期の主要な小売り企業の決算が11日出そろった。コスモス薬品が新規出店拡大で業績を伸ばした一方、サンエーイオン九州が人件費の増加や天候不順で減益となった。上場6社中、3社が経常減益になった。20年2月期は10月に消費増税を控え、各社は対策を迫られる。

会見したイオン九州の柴田社長(10日、福岡市)

サンエーは19年2月期の連結営業収益(売上高に相当)が前の期比2%増の1898億円だった。経常利益は7%減の144億円で6期ぶりの減益だった。給料などが8%増えたことが響いた。「パートなどの時給を上げないと人が集まりにくい。業務委託先の清掃会社などの人件費も上昇した」(経営企画担当)

イオン九州の19年2月期の経常利益は8割減の2億円だった。西日本豪雨で一部店舗が約3カ月間休業したほか、秋冬衣料が暖冬で不振だった。

井筒屋はJR小倉駅前など2店舗を閉鎖したが、閉店セールが好調で19年2月期の売上高は0.8%増の789億円だった。ただ店舗閉鎖による損失で24億円の最終赤字となった。

10日発表した新しい中期経営計画では、22年2月期に売上高で19年2月期に比べて24%減の600億円、経常利益は7億円を目指すとした。影山英雄社長は残る北九州市と山口市の百貨店に経営資源を集めると述べたが、客層の高齢化やスペースワールド跡地(北九州市)で開業する大型ショッピングセンターとの競合が逆風になりそうだ。

J・フロントリテイリング傘下の博多大丸(福岡市)の19年2月期の売上高は暖冬で冬物衣料の販売が鈍く、微減の548億円。人件費を含むコスト削減に取り組み、税引き前利益は0.3%増の19億円だった。

ミスターマックス・ホールディングスの19年2月期の連結売上高は0.2%増の1185億円だった。飲料水のケース売りなど、食品販売が好調だった。前の期に人材開発教育の助成金があった反動で経常利益は9%減の27億円となった。人手不足で新規出店を抑えたほか、平野能章社長は「商品の棚卸し業務効率化を進めた」と話す。

コスモス薬品の18年6月~19年2月期の連結売上高は10%増の4504億円。経常利益は12%増の196億円で、過去最高を更新した。積極出店で店舗数を前年比1割増の964店に増やした効果が出た。

今期の業績予想については、10月に消費増税を控え、慎重な見方を示す企業が多い。イオン九州は9月までの売上高を前年同期比数%増とするが、10月以降は数%減ると見込む。柴田祐司社長は「10月の増税は初めて。初売りやクリスマス商戦への影響は計り知れない」と警戒する。

人手不足や物流・光熱費高は今期も続く見通し。収益力確保のため、店舗再編や構造改革を迫られる企業が出てくる可能性もある。(荒木望)

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