メニューを閉じる
2019年7月22日(月)
7322 : 銀行
東証1部(優先)

【三重県地銀2位】重・第三の2行が統合。預金量は3.5兆円規模▼名古屋支社・横田祐介

現在値(15:00):
1,568
前日比:
+43(+2.82%)

手数料ビジネスに力、三重・第三銀 店舗統廃合が課題

2019/1/30 20:00
保存
共有
印刷
その他

三重銀行と第三銀行は2021年5月に合併する。両行の持ち株会社、三十三フィナンシャルグループ(FG)が30日発表した。金利収入に依存せず、取引先のM&A(合併・買収)や事業承継などで得られる手数料をビジネスの新たな柱に据える。重複店舗の統廃合や第三銀が抱える300億円の公的資金返済といった課題も多い。

30日、三重県四日市市で記者会見した三十三FGの渡辺三憲社長(三重銀頭取)は「いたずらに貸出金量を追い求めることはしない」と強調。岩間弘会長(第三銀頭取)も「両行が培ってきた強みを融合させ、地域経済の発展に役立てる銀行になる」と述べた。

記者会見する三十三フィナンシャルグループの渡辺社長(左)と岩間会長(30日、三重県四日市市)

記者会見する三十三フィナンシャルグループの渡辺社長(左)と岩間会長(30日、三重県四日市市)

第三銀が存続会社となり、三重銀を吸収合併したうえで「三十三銀行」としてスタートする。頭取などは未定。全国でも異例に低い「ナゴヤ金利」と言われるように、中部は貸し出し競争が激しい。両行は地域密着の金融サービスを通じて手数料ビジネスを新たな収益源とするという。

合併の相乗効果を高めるうえで焦点のひとつは、店舗の見直しだ。三重県内で三重銀は北部に、第三銀は中南部が手厚い。合併で県全体をカバーできる営業体制が整う。現在、両方の銀行と取引のある企業は取引先の1~2割にとどまる。両行が課題解決のノウハウを持ち寄って、顧客ニーズに応える余地は大きい。

一方、三重県などでは約40店舗で営業エリアが重複している。渡辺社長は「どういう形で統廃合するかこれから具体的に検討する。(人員削減は)現段階で考えていない」と述べるにとどめたが、21年5月の合併まで残された時間はそう長くはない。

第三銀の財務基盤も課題になる。リーマン・ショック後の09年に300億円の公的資金を受け、24年に返済期日を迎える。「200億円超まで返済原資を積み上げている」(岩間会長)という。合併後は積み上げのペースを上げる考え。

第三銀は連結自己資本比率が健全性の目安とされる8%をわずかに上回るが、300億円の公的資金という「ゲタ」をはいた状態だ。本業の伸び次第では、返済後は一時的に財務基盤が弱まる懸念がある。岩間会長は「適切な資本政策のもとに適切な自己資本比率を維持する」としている。(池田将)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ日経会社情報デジタルトップ

ニュース(最新)  ※ニュースには当該企業と関連のない記事が含まれている場合があります。

29件中 1 - 25件

  • 1
  • 2
  • 次へ
【ご注意】
・株価および株価指標データはQUICK提供です。
・各項目の定義についてはこちらからご覧ください。

便利ツール

銘柄フォルダ

保有している株式、投資信託、現預金を5フォルダに分けて登録しておくことで、効率よく資産管理ができます。

スマートチャートプラス

個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧できます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実。

日経平均採用銘柄一覧

日経平均株価、JPX日経インデックス400などの指数に採用されている銘柄の株価を業種ごとに一覧で確認できます。

スケジュール

上場企業の決算発表日程や株主総会の日程を事前に確認することができます。

株主優待検索

企業名や証券コード以外にも優待の種類やキーワードで検索できます。よく見られている優待情報も確認できます。

銘柄比較ツール

気になる銘柄を並べて株価の推移や株価指標(予想PER、PBR、予想配当利回りなど)を一覧で比較できます。

  • QUICK Money World