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【中堅化学】ニューセラ、電材、医薬などファイン製品へ展開。

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脱「汎用品」へ事業改革 デンカ千葉工場
(創る ちばの戦略拠点)

2018/11/20 22:00
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総合化学メーカーのデンカは樹脂やセメント、肥料、医薬品など多彩な製品を世界各国で生産している。京葉臨海コンビナートに立地する千葉工場(市原市)は国内拠点で唯一の石油化学工場。国際競争が激化する石化業界での勝ち残りを目指し、汎用品から高付加価値品へのシフトを急ピッチで進めている。

敷地面積は東京ドーム14個分に及ぶ

工場の心臓部はエチレンやベンゼンを化学反応させ、さまざまな石化製品の原材料となる「スチレンモノマー」(SM)を精製するプラントだ。SMは東京ドーム14個分もの広大な敷地内に点在するプラントに送られ、樹脂や合成ゴムなどに姿を変える。

千葉工場が生産した石化製品は自動車や家電、食品包装などの素材として出荷。素材のほか、樹脂製の排水管や雨どいなども製造しており「石化工場が最終製品まで生産するのは業界でも珍しい」(同社)という。

デンカは2018~22年度の中期経営計画で、独自性や付加価値の高い「スペシャリティー」を持つ製品の強化を重点目標に掲げる。千葉工場は営業利益に占めるスペシャリティー製品の割合が40%にとどまり、汎用品への依存度が高いのが課題だった。千葉工場長の渡部秀樹執行役員は「製品のラインアップを見直し、20年度には60%を目指す」と話す。

世界市場で勝負できるスペシャリティー製品として期待を込めるのが、車載用のリチウムイオン電池の素材として使われる「超高純度アセチレンブラック」だ。導電性に優れ、電池の性能や耐久性を引き上げる特性を持つ。15年に製造プラントを設置し、大量生産を開始。17年には専門の研究部門を立ち上げ、電池の性能アップにつながる技術開発に取り組んでいる。

独自技術を応用したアクリル系合成ゴム「デンカER」もスペシャリティー化を支える製品の一つ。一般的な合成ゴムに比べて耐久性や耐熱性が高く、自動車のエンジン周辺の部品として需要が高まっており「生産増強を検討している」(渡部氏)という。

製品構成だけでなく、工場自体も大きく変わりつつある。ビッグデータやICT(情報通信技術)を活用し、プラントの異常発生を事前に検知できるシステムを現在構築中。渡部氏は「工場の『安全文化』をしっかり構築したい」と話す。

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