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インド攻める工作機械 印モディ首相がファナック訪問

2018/10/29 6:30
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来日中のインドのモディ首相は28日午後、安倍晋三首相と共に山梨県忍野村にあるファナックの本社工場を訪問した。米中の貿易摩擦の影響で中国市場に陰りが見え始めたなか、成長するインド市場に対し日本の工作機械業界がかける期待は大きい。

ファナックのサーボモーター工場を見学するモディ首相(左から2人目)と安倍首相(右)。稲葉会長(左)が説明した(28日、山梨県忍野村)

ファナックは工作機械の頭脳にあたる数値制御(NC)装置の世界最大手だ。安倍首相とモディ首相はファナック本社内にある回転を制御できるサーボモーターの工場や同社の製品群を展示したテクニカルセンターを見学した。

インドは製造業の高度化を目指している。工作機械の頭脳に当たる数値制御(NC)や産業用ロボットなどファナックの工場自動化装置は欠かせない製品の一つだ。モディ首相は説明に当たったファナックの稲葉善治会長兼最高経営責任者(CEO)の言葉に熱心に耳を傾けていた。

インドはファナックにとっても「非常に伸び盛りで期待している」(稲葉会長)市場の一つ。インドの現地法人のトップにはインド独立の父、マハトマ・ガンジー氏のひ孫にあたるというソナリ・クルカルニ氏を据え、インド市場の開拓に力を入れている。クルカルニ氏は今回のモディ首相の訪問時も稲葉会長と共にエスコート役を務めた。

インドの工作機械市場は好調だ。日本工作機械工業会(日工会、東京・港)によると、7月までのインド向けの18年間累計受注額は前年比18.4%増の272億円。IT産業の発展ぶりで知られるインドだが、工作機械の市場としても国・地域別では既にタイなど東南アジア各国を上回る。韓国や台湾に匹敵する規模にまで成長している。

成長市場での存在感を高めようと、日本の工作機械業界からインド向けの投資が相次ぐ。自動旋盤大手のツガミはインドで現地工場を増床し生産能力の増強を急ぐ。工作機械や半導体製造装置など生産設備に広く使われる「ガイド製品」を手がけるTHKも工場建設を進めている。

一方、日本の工作機械メーカーの輸出をけん引してきた中国は低迷する。景気減速に加え、米中摩擦の影響で先の見通せない状況が続く。それだけに成長するインドへの期待は大きい。

将来有望な市場だが課題も多い。国土の広いインドでは、工作機械に不可欠なアフターサービス網を築くのが難しい。ファナックは28日のモディ首相への冒頭説明の中で、インドでのサービス網の充実ぶりを取り上げ訴求していた。

インドのローカルメーカーや中国などアジア勢の低価格な工作機械との競争もある。市場動向をにらみ、きめ細かな営業やサービスの体制が必要となる。(井沢真志)

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