メニューを閉じる
2019年7月19日(金)
3402 : 紡績・繊維
東証1部
日経平均採用 JPX日経400採用

【合繊最大手】炭素繊維世界一。医薬、電子材料へも多角化。

現在値(--:--):
--
前日比:
--(--%)

ボーイング、中部空港の新施設支援 「絆」アピール

2018/10/11 18:37
保存
共有
印刷
その他

中部国際空港(愛知県常滑市)は11日、米ボーイングの中型機「787」の展示を中心とした新しい複合商業施設「フライト・オブ・ドリームズ」の開業記念式典を開いた。ボーイングは787の初号機を寄贈するなど、新施設の開業を全面的に支援した。足元では日本市場で欧州エアバスがじわりと存在感を高めている。ボーイングは日本との「絆」を訴え、牙城を死守する構えだ。

ボーイングが寄贈した「787」の初号機

エアバスはANAHDに大型機「A380」を19年春に引き渡すなど、日本でじわりと存在感を高め始めた

「787は日米関係だけでなくボーイングと日本のすばらしい関係、パートナーシップの象徴だ」。駐日大使や地元政財界の有力者ら約300人が参列した式典であいさつしたボーイングジャパンのブレット・ゲリー社長は、日本との友好関係を繰り返し強調した。

12日に開業する新施設はボーイングの創業の地である米シアトルの街並みを再現し、シアトルの人気ブランドなどの飲食・物販店が入る。目玉となるのが、吹き抜けの空間に展示される787型の実機だ。しかも、ボーイングは初号機を寄贈した。ゲリー氏は「ボーイング社員にとって極めて特別の思いのある機体」と話した。

日本との固い絆を強調するボーイングだが、実際に787は日本との協業の成果で生まれた。787は三菱重工業川崎重工業SUBARUなど日本メーカーが機体構造の35%の生産を担う。東レは最先端素材の炭素繊維を供給する。

これらの部材は航空機産業が集積する中部で主に生産され、中部空港から「ドリームリフター」と呼ばれる専用貨物機でシアトルなどに輸送される。「初号機は中部空港に里帰りした。最もふさわしい場所に落ち着いた」(ゲリー氏)

特別な機体を寄贈するなど大盤振る舞いのボーイングだが、もちろん狙いは日本との関係の一段の強化だ。折しも牙城だった日本市場で最大のライバルのエアバスがANAホールディングス(HD)や日本航空などから航空機の受注を増やしている。

これまで日本の航空機市場はボーイングがほぼ独占していた。ところが、ANAHDは2016年に「A320neo」の運航を始め、19年春には2階建ての超大型機「A380」を就航させる予定。エアバスのANAHDからの受注残数(9月末)は、A320ne0や「A321neo」、A380などで合計22機となる。

日航も現在はエアバス機の運航はゼロだが、エアバス機の発注を始めた。中大型の「A350-900」や「A350-1000」など計31機を発注し、19年度から順次運航を始める予定だ。

ANAHDはエアバス機について「燃費性能が優れ、騒音が低く、国内空港の着陸料の低減効果を期待できる」と評価する。日航も「これまで特定の航空機メーカー・機種にこだわることなく選定を行ってきた」とし、高い安全性や長期使用に耐えうる機材品質、購入後のメーカーからのサポートや経済性などを総合的に勘案してエアバス機を選定したという。

世界の民間旅客機市場はボーイングとエアバスの2強が世界を二分する。例えば、アジア太平洋地域で運航される中・大型のワイドボディー(双通路機)市場シェア(4月末)では、エアバスが53%でわずかにボーイングを上回る。世界からみれば、特殊な日本市場だが、商品力を向上したエアバスの影響力が日本でも増してきている。

ライバルの攻勢に対し、ボーイングは最終消費者に直接ボーイングの魅力を訴え、共感を広げようとしている。機体でも大型機「777」の後継機の新型「777X」を近く就航する計画で、これ以上の台頭を抑えたい考え。華やかな新しい複合商業施設の開業の裏で、両社のつばぜり合いが激しくなっている。

(星正道)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ日経会社情報デジタルトップ

ニュース(最新)  ※ニュースには当該企業と関連のない記事が含まれている場合があります。

271件中 1 - 25件

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6...
  • 次へ
【ご注意】
・株価および株価指標データはQUICK提供です。
・各項目の定義についてはこちらからご覧ください。

便利ツール

銘柄フォルダ

保有している株式、投資信託、現預金を5フォルダに分けて登録しておくことで、効率よく資産管理ができます。

スマートチャートプラス

個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧できます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実。

日経平均採用銘柄一覧

日経平均株価、JPX日経インデックス400などの指数に採用されている銘柄の株価を業種ごとに一覧で確認できます。

スケジュール

上場企業の決算発表日程や株主総会の日程を事前に確認することができます。

株主優待検索

企業名や証券コード以外にも優待の種類やキーワードで検索できます。よく見られている優待情報も確認できます。

銘柄比較ツール

気になる銘柄を並べて株価の推移や株価指標(予想PER、PBR、予想配当利回りなど)を一覧で比較できます。

  • QUICK Money World