メニューを閉じる
2019年11月12日(火)
8601 : 証券
東証1部(優先)
日経平均採用 JPX日経400採用

【業界2番手】預り資産重視。手数料ビジネスからの脱却急ぐ。

現在値(15:00):
519.0
前日比:
+6.4(+1.25%)

破壊の波 金融に改革迫る(本社シンポ)

2018/10/2 19:41
保存
共有
印刷
その他

日本再生に向けた金融の役割を探る金融ニッポン・トップシンポジウム(主催・日本経済新聞社)が2日、「破壊と創造」をテーマに東京・大手町の日経ホールで開かれた。リーマン危機から10年。3メガバンクと二大証券のトップは、激変する環境のなか、デジタル化に対応して従来のビジネスモデルを大胆に変革する意思を明確にした。

リーマン危機10年

2008年のリーマン危機は金融秩序を揺さぶった。野村ホールディングスは破綻した米リーマン・ブラザーズから欧州とアジアの事業を買収し、顧客基盤と人材を手に入れたが、永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)は危機後の規制強化で「伝統的な投資銀行のビジネスモデルが事実上崩れている」と指摘する。

買収を収益に結びつけられていない現状に「人材を生かしきれておらず、いまだに苦しんでいる」と率直に語った。

大和証券グループ本社の中田誠司社長は「投資銀行がビジネスモデルの転換を急ぎ、危機が起きにくい構造になった」と評価。それでも危機前に平均25%だった投資銀行の自己資本利益率(ROE)が足元で5~10%まで落ちているとし、「どう収益力を高めるかが今後の課題だ」と話した。

景気の先行きについてみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長は景気循環を引き合いに「常識的には1、2年でピークアウトすると考えるのが妥当」との見方を示した。規制の及びにくいシャドーバンキング(影の銀行)やサイバーテロが新たな危機の芽になると警戒感を口にした。

三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行社長は「米国の通商・外交政策をめぐる各国との対立が世界経済の先行きを不透明にしている」と危機感をにじませた。三井住友銀行の高島誠頭取も「トランプ大統領が愛国主義を唱えても経済と情報のグローバル化は止まらない」と訴えた。

デジタル化

各トップはデジタル化をビジネスの変革における重要テーマに挙げた。

三井住友銀の高島氏は「銀行員が人工知能(AI)に置き換えられるとネガティブに捉えられがちだが、私の見解は逆。デジタルは従業員の付加価値を高める」と述べた。デジタル技術によって店舗の事務作業を事務センターに集中させ、店内では「無駄話も含めてじっくり話せるスペースを広げる」。デジタルは店の機能を向上させるとの認識を示した。

三菱UFJFGの平野氏は、銀行の店舗がなくスマートフォン(スマホ)が銀行取引の主体となる20年後の未来像を映像で見せた。「簡単にいつでもどこでも金融サービスが利用できる」。さらに「異業種との提携がテーマ。交通や流通などと金融機関を巻き込んだ経済圏をつくる」とも述べ、米グーグルなどプラットフォーマーとも協調する姿勢を示した。

異業種との連携については、みずほFGもシリコンバレーのベンチャー支援会社との合弁会社などの取り組みを挙げた。

少子高齢化

少子高齢化の進展で、人生100年時代への対応を迫られるとの見方で一致した。野村HDによれば2030年には個人金融資産の半分弱を75歳以上の世代が持つようになる。野村の永井氏は「昔はためたお金を60歳から使ったが、今はさらに20年がんばって投資しないといけない時代になった」と述べた。

顧客だけでなく金融機関の営業員も高齢化する。大和証券の中田氏は高齢の顧客に「高齢の営業員が対応することで安心感を与える」と述べた。

中小企業の後継者難も課題。みずほFGの坂井氏は「モノやカネの相談だけでなく、経験豊富なヒトの供給でも最適な提案をしたい」との考えを示した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ日経会社情報デジタルトップ

ニュース(最新)  ※ニュースには当該企業と関連のない記事が含まれている場合があります。

229件中 1 - 25件

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6...
  • 次へ
【ご注意】
・株価および株価指標データはQUICK提供です。
・各項目の定義についてはこちらからご覧ください。

便利ツール

銘柄フォルダ

保有している株式、投資信託、現預金を5フォルダに分けて登録しておくことで、効率よく資産管理ができます。

スマートチャートプラス

個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧できます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実。

日経平均採用銘柄一覧

日経平均株価、JPX日経インデックス400などの指数に採用されている銘柄の株価を業種ごとに一覧で確認できます。

スケジュール

上場企業の決算発表日程や株主総会の日程を事前に確認することができます。

株主優待検索

企業名や証券コード以外にも優待の種類やキーワードで検索できます。よく見られている優待情報も確認できます。

銘柄比較ツール

気になる銘柄を並べて株価の推移や株価指標(予想PER、PBR、予想配当利回りなど)を一覧で比較できます。

  • QUICK Money World