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IR 理解広め誘致を ロイヤルホテル社長 蔭山秀一さん(もっと関西)
私のかんさい

2018/9/25 11:30
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 ■ロイヤルホテル社長の蔭山秀一さん(62)は大阪市に生まれ育ち、大阪府立大手前高校を巣立った生粋の大阪人。神戸大学を卒業してから約40年間の仕事のなかで8割が関西拠点だ。関西経済に一貫して関わってきた。

 かげやま・しゅういち 1956年大阪府生まれ。79年神戸大経卒。住友銀行(現・三井住友銀行)に入り、一貫して関西の法人営業を手掛けた。2015年副会長。15~17年に関西経済同友会代表幹事を務める。17年からロイヤルホテル社長。

かげやま・しゅういち 1956年大阪府生まれ。79年神戸大経卒。住友銀行(現・三井住友銀行)に入り、一貫して関西の法人営業を手掛けた。2015年副会長。15~17年に関西経済同友会代表幹事を務める。17年からロイヤルホテル社長。

大阪市内の実家で大学までを過ごした。なかでも府立大手前高校はレンゴー会長兼社長の大坪清さんや関西電力相談役の森詳介さんの出身校でもあり今でも時々当時の話をする。大学卒業後も関西の企業に勤めたいと思い、当時本店が大阪にあった住友銀行(現・三井住友銀行)に入った。企業に大きな金額を貸したり、海外進出を手伝ったりと第一線で働く先輩たちの背中に憧れた。

営業畑をひたすら歩んだ。個人の住宅ローンや大企業への融資まで、京阪神の支店を渡り歩いて関西のなかにどっぷり浸かった。地元財界がつくったリーガロイヤルホテルのユーザーになったのもこの頃だ。社会人になり喫茶店ぐらいは入れるようになって、結婚式も挙げた。支店長時代は接待で利用し、関西経済同友会の代表幹事を務めた頃は特に頻繁に通った。

社長を打診される前からどんなホテルかを肌で感じていた。ホテルの生い立ちや「2強」とされたホテルプラザが清算されるまでをそばでずっとみてきたからこそ、リーガロイヤルに対する地元の期待を強く実感する。

 ■経営哲学に生かすのが小学生時代から一貫して続けてきたボーイスカウトの活動だ。大学時代まで夢中になり、小中高生の後輩を率いる隊長も務めた。

ボーイスカウトとは奉仕活動。英国軍の斥候兵(見張り役)のノウハウを青少年の訓練の方法として取り入れたものだ。1キロを何分で踏破するかを測ったり、自分が通ったあとに印をつけ記録したりしてリーダーシップや助け合いを学んだ。高校時代は一人で六甲山に登り、手に入るもので工夫して一晩を過ごす経験もした。銀行もホテル経営も同じ。当たり前のことをやるのではなく、新しいことに挑戦する考えが備わった。

リーガロイヤルホテルは従業員が思っている以上に地元顧客の評価が高い。社員には自信を持ってほしい。私も口だけではだめだ。社員がサービスに集中できるよう給与や設備を含めて働きやすくなるよう手を入れていく。

学生時代は小学生時代に入隊したボーイスカウトに打ち込んだ(左が蔭山さん)

学生時代は小学生時代に入隊したボーイスカウトに打ち込んだ(左が蔭山さん)

 ■バブルが崩壊してから約30年。関西が観光産業を起爆剤に盛り返そうとしている。国際博覧会(万博)とカジノを中核とするIR(統合型リゾート)の誘致活動が進み、なにわ筋線の開通もようやく実現に向かおうとしている。

バブル崩壊後、経済の起爆剤がなかった時代が長く続いた。関西を中心にした重工業も、阪神工業地帯もかつての勢いはない。

そこからやっと今、関西が動き出した。復権のカギは中長期的には「ものづくり」「ベンチャー企業」「医療」がキーワード。ただ、足元でどれだけ関西の経済に影響があるかといえば、時間がかかりそうだ。

ところがそこにIRや万博の誘致が浮上し、また訪日外国人(インバウンド)がこれだけ増えてきた。大阪がずっと大事にしてきた歴史と文化、気さくな人柄を、海外の人たちが発見し、発信してくれている。

観光業とは決してインバウンド消費が増えて「できあがり」ではない。IRの開発が進めば国際会議や展示会に集まるビジネス客も増える。うめきた2期など街づくりと、鉄道や高速道路の整備が進む。

ただ、カジノを含めたIRの概念そのものを、まずは地元に理解してもらう必要はあるだろう。多くの人が抵抗を示すカジノはもちろん収益の中心になる。カジノ以外の集客施設だけで収益を維持するのは難しいからだ。ここでうまく中長期的に一緒にIR効果を関西経済の発展につなげられるかどうかが非常に大事だ。どうやるのか。上手にIRと付き合わないといけない。

(聞き手は大阪経済部 川崎なつ美)

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