【ネット広告代理店】大手3社の一角。自社で情報サイトの運営も。
写真投稿・販売サイトのスナップマート(東京・渋谷)は、交流サイト(SNS)を使った企業の広告戦略を支援するサービスを始めた。「いいね!」を得やすい自然な広告写真を一般ユーザーから集め、同時に口コミもしてもらう。スナップマートの親会社で写真素材販売サイトのピクスタは新事業で2019年度に4000万円の売上高を目指す。
企業向けの新サービス「アンバサダープラン」は企業が写真コンテストを開催する形式。宣伝したい商品の写真を一定期間募集し、スナップマートに登録している個人ユーザーから「アンバサダー」を50~200人選ぶ。料金は100万円からで、優秀な作品を撮影したユーザーへの賞金なども含む。
アンバサダーが撮った写真は企業がインスタグラムなどSNSに出稿する広告などに使える。スナップマートに登録するユーザーはプロの写真家ではなく一般人。スナップマートの調査によると、SNS広告ではプロより一般ユーザーの撮影の方が1.5~2倍の「いいね!」があったという。
アンバサダーに選ばれたユーザーは自身のSNSにも商品写真や使用感を投稿する。コンテストの開催は個人を通じた口コミにつながるメリットも期待できる。
スナップマートのユーザーは女性が多く、プロの写真家が活用する「ピクスタ」より一般ユーザーが使いやすい。ピクスタが16年、インターネット広告大手のオプトホールディング傘下のオプトインキュベート(東京・千代田)から事業を譲り受けた。
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