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東証1部

【軸受け・工具大手】自動車向け主力。工作機械、ロボットも展開。

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不二越の戦略狂わす米中摩擦、本業絶好調でも予想据え置き

2018/7/5 21:01
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不二越が5日発表した2017年12月~18年5月期の連結中間決算は売上高が8.9%増の1246億円と過去最高を更新した。油圧機器やベアリングの好調で業績は上り調子が続く一方、頭を悩ませるのが米中摩擦だ。中国の生産拠点からゆくゆくは米国輸出を――。そんなプランは軌道修正を迫られそうだ。

会見した小林昌行常務(左)と坂本淳取締役(5日、東京・中央)

米中両国のあつれきが企業戦略に影響を与えようとしている。中国にベアリングや産業用ロボット、油圧機器などの生産拠点を持つ不二越。もっぱら中国国内の需要に対応してきたが「いずれ日本や米国へ輸出することが考えられる。その際に今回のような措置が発動されると多少なりとも影響は出てくる」。5日、都内で記者会見した坂本淳取締役は将来に向けた懸念を隠さなかった。

5月中間期の連結純利益は3.3%減の44億円だった。前年同期に比べ法人税負担が増え、減益となったものの、本業は勢いに乗っている。世界的な建設機械需要の高まりで油圧機器の売上高が14.6%増と大きく伸び、ベアリングも自動車向けが好調。産業用ロボットは電子機器の受託製造サービス(EMS)向けが伸び悩んだが、2.7%の増収は確保した。

下期見通しは従来予想を据え置いた。不二越は米トランプ政権が発動した鉄鋼関税の対象から、特殊鋼など一部製品の適用除外が認められたことで注目を集めた。坂本取締役は「特殊鋼事業は非常にニッチな商品。業績影響はそもそも軽微だった」と話す。

サイズや素材別に細かく除外を申請しており、品目数は約300品目に上るが「(合計の取扱額は)ごく軽微」(坂本取締役)という。米中間の貿易摩擦についても、直接的な影響を与えるものではないとして予想には織り込まなかった。

業績への影響は顕在化していないが、同社の経営戦略には影を落としつつある。米中摩擦の激化をうけ「米国で材料の現地調達を拡充していくなど、地産地消を強化していかないといけないという話はしている」と坂本氏。過熱する米中摩擦が対岸の火事でないことだけは確かなようだ。(企業報道部 井沢真志)

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