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スタジアムでIoT決済 アメフト試合で実証実験

2018/5/22 18:00
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日経クロステック

実証実験を実施した富士通スタジアム川崎

実証実験を実施した富士通スタジアム川崎

みずほフィナンシャルグループ(FG)とみずほ銀行が投資ファンドなどと共同で設立したBlue Lab(ブルー・ラボ)、電通国際情報サービス(ISID)、富士通は2018年5月20日、あらゆるモノがネットにつながるIoT決済の実証実験を公開した。

富士通スタジアム川崎におけるアメリカンフットボールの試合で実施し、観客席からの飲食物の注文や生体認証を活用したキャッシュレス決済などを検証した。みずほ銀行の行員や富士通の社員など約100人が参加した。

■スマホで入場も買い物も

実証実験はスタジアムにおける観客の利便性向上に向けたもの。「観客はスマートフォンだけ持ってくれば入場も売店での買い物もできる」(ISID)。

スマートフォンで売店の飲食物の決済ができる。「売り切れ」なども確認が可能

スマートフォンで売店の飲食物の決済ができる。「売り切れ」なども確認が可能

みずほFGの構想では、事前にスマートフォン(スマホ)にダウンロードした専用アプリケーションで顔や指紋などの生体情報を登録する。入場時や売店で決済する際、生体認証で本人確認するとスマホにQRコードが発行される。QRコードを入場ゲートや売店で読み取ると、入場や買い物ができる仕組みだ。

売店でのビールや食べ物などの買い物は観客席から注文し決済を完了できる。スマホで注文すれば売り子がビールを届けるなどのサービスも展開する計画だ。

フィンテックに関するコミュニティーであるFINOLAB(フィノラボ)が実証実験用に提供する、外部システムと連携しやすくする技術仕様API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)評価環境を用いて、登録された銀行口座から代金支払いをできるようにした。ISIDはAPI評価環境の構築支援を、富士通はパスワードに代わるオンライン認証の標準規格「FIDO(ファイド)」に準拠した生体認証技術を提供した。

今後は検証結果を踏まえ、季節や時間帯など観客の需要に応じて売店の商品の値段を変動させるダイナミックプライシングを取り入れたり、観客の属性や座席など電子チケットの付随情報と購買情報を分析したりする仕組みを取り入れる計画だ。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 田中陽菜)

[日経 xTECH 2018年5月21日掲載]

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