【海運大手3社の一角】自動車運搬船のほか、資源を輸送するばら積み船に強い。
川崎汽船(9107)は24日、2020年4~9月期の連結純利益が前年同期比51%減の80億円になりそうだと発表した。従来予想(35億円の赤字)から上方修正し、黒字を確保する。持ち分法適用会社であるコンテナ船会社、オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の業績が、主に東西航路の荷量の増加と市況の改善で好調に推移していることを反映した。
4~9月期の売上高は前年同期比17%減の3090億円、営業損益は110億円の赤字(前年同期は110億円の黒字)と、従来予想を据え置いた。21年3月期(通期)の業績予想については上方修正の見通しとしたが、その他の状況も踏まえて精査中のため現時点では修正せず、必要と判断した際に公表する。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕