【総合電機大手の一角】防衛・宇宙関連機器でリード役果たす。
「欧米の競合に遅れること10年、血を流す思いで変革に取り組み、成長に向けたM&A(合併・買収)を進めてきた」。ルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長は同社の歩みをこう振り返る。成果は収益に表れたが、市場の評価は追いつかない。改革にはまだ「仕上げ」が残っている。
2003年に日立製作所、三菱電機の半導体事業が統合した後、10年にNECの半導体部門が合流して発足したルネサスは、市況悪化や円高の逆風が…
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