【感染症薬主力】抗HIV薬など感染症薬開発を強化。
製薬業界で患者の診療データを創薬に生かす取り組みが広がる。電子カルテなどから集約したビッグデータを使うのが特徴で、中外製薬は米国約300万人のがん患者の情報基盤を使い研究開発の効率を高める。武田薬品工業も同分野で富士通と組む。医療ビッグデータは製薬企業の臨床試験(治験)より対象者がはるかに多く、研究開発の精度向上につなげる。
中外はがん患者の臨床データ分析を手掛ける米フラットアイアン・ヘルスが持…
この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。